人工腱索を併用した同種僧帽弁置換術の開発

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人工腱索を併用した同種僧帽弁置換術の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
森田 茂樹(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
目的:同種僧帽弁を用いた僧帽弁置換術は乳頭筋の逢着部の離解という問題をかかえているために未だ臨床への応用が制限されている.この問題を解決すべく,PTFE糸を用いた人工腱索を同種僧帽弁置換術に用いることを発想し,その妥当性を検討することを目的に以下の研究を行った. 方法:体重30kgから40kgのブタより僧帽弁を弁輪,弁葉,腱索,乳頭筋を一塊として取り出し,標準的な方法であるプログラムフリーザ-により零下180℃まで冷却し液体窒素の気相で凍結保存した.3頭のブタを用い,解凍したブタ僧帽弁を用いて,人工心肺下に僧帽弁置換術をおこなった.まずドナーの弁輪部をレシピエントの弁輪部に連続縫合にて逢着し,ドナーの腱索を乳頭筋とともに弁葉から切り離した.つぎに8対のPTFE糸を用いて,弁葉の辺縁と乳頭筋の間を連絡させ,人工腱索とした.弁機能の評価は,心停止中の逆流テストと人工心肺離脱後の心エコー検査により行った. 結果:最初の一頭は右側左房切開にてアプローチして僧帽弁置換術をおこなったが,ヒトと異なり視野が不良であったため,弁輪部の縫合が不完全となり,中等度の僧帽弁逆流をみとめた.2頭目からは左側左房切開を用いることにより視野の改善を図った結果,心停止中の逆流テストと人工心肺離脱後のカラードップラー心エコーでは逆流をみとめず,置換後の僧帽弁機能が良好であることが示された. 結語:人工腱索をもちいた同種僧帽弁置換術が手術手技として成り立ち得るということが示された.今後,手術手技の標準化をはかるとともに,慢性実験を施行し,弁機能の長期的な観察を行うことが必要である. 続きを見る
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