一酸化窒素によるアンギオテンシンII受容体の遺伝子レベルでの発現調節とその意義

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一酸化窒素によるアンギオテンシンII受容体の遺伝子レベルでの発現調節とその意義

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
江頭 健輔(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
1.アンジオテンシンII1型受容体(AT1-R)の発現に対する一酸化窒素(NO)の影響を培養血管平滑筋を用いて検討した。NO供与体は用量依存的に血管平滑筋のAT1-R発現を抑制した。AT1-Rのプロモーター領域のdeletion mutantをルシフェラーゼ遺伝子に結合した組み替えDNAを培養細胞に導入し、ルシフェラーゼ活性を検討した。AT1-R遺伝子の転写開始点より61塩基上流を含むconstructにおいて、NO供与体によるルシフェラーゼ活性の抑制が認められた。これらの成績から、NOはAT1-R遺伝子の近位プロモーターに作用してその発現を抑制すると考えられた。 2.NO合成阻害薬N^ω-nitro-L-arginine methyl ester(L-NAME)をラットに投与すると、心臓組織のAT1-Rが増加するかどうかを検討した。雄WKYラットを対照群、L-NAME群(100mg/kg・day)、L^+L-arg群(L-NAME+L-arginine同時投与)に分けた。投与7日後に心臓を摘出し、AT1-R遺伝子発現を検討した。L-NAME投与によりAT1-R遺伝子発現は有意に増加していた。このAT1-Rの発現増加はL-arginine同時投与によって抑制された。これらの成績から、NO産生阻害モデルにおいて心臓のAT1-Rの発現が増加することが明らかになった。このAT1受容体の発現亢進が血管リモデリング発生に関与することが示唆された。 続きを見る
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