指向性蛋白含有リポゾームとの結合によるアデノウィルスの細胞選択的導入法の開発-血小板膜糖蛋白GPIbを利用した傷害血管選択的遺伝子導入法の開発-

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指向性蛋白含有リポゾームとの結合によるアデノウィルスの細胞選択的導入法の開発-血小板膜糖蛋白GPIbを利用した傷害血管選択的遺伝子導入法の開発-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
上野 光(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
1.Dominant-negative H-Ras発現アデノウイルス、Cyclin-dependent kinase Inhibitor-p21WAF1/Sdi1発現ウイルス、C-type natriuretic peptide発現ウイルスを作製し、ラット頚動脈のバルーン傷害モデルに応用したところ肥厚病変の形成を阻止できた。組織因子の特異的抑制物質であるTissue factor pathway inhibitor(TFPI)産生ウイルスを傷害血管壁に導入したところ血栓形成を完全に抑制することができ、血栓症の遺伝子治療の可能性を示した。 2.アデノウイルスとリピッドの結合に関して:リピッドの電荷を正、負、中性と準備しさらにリポソームの粒子径やウイルスとの混合時間、条件などを検討する予定であったが、各種リピッドの調製に手間取り現時点では十分な情報を得ることができていない。ミドリ十字血漿蛋白研究所の協力を得て研究開発の予定であったが同社の組織改変があり研究体制に空白が存在したことも遅れの一因となった。ようやくリピッドが準備できたので基礎検討を継続する。 3.血小板膜糖蛋白1bを埋め込んだリピッド球とウイルスとの結合を計画していたが、基礎検討の遅れからまだ開始できていない。共同研究者の池田は血小板膜糖蛋白1bの一部を組換え蛋白として精製しリポゾームに埋め込むことにすでに成功しているので、上記の検討が終了しだい早期に計画の実行が可能と考えられる。 以上、一部計画の予想外の遅れから本年度の研究は計画どおりには進まなかったが、研究計画は将来の遺伝子治療や新たな薬物デリバリーシステムの開発に向けて先駆的かつ重要であり、ひき続き検討を続けることで関係者の意志は統一されている。今後の基礎研究により必ずや一定の成果に繋がるものと期待できる。 続きを見る
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