新しい膜融合蛋白の精製および遺伝子クローニング

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新しい膜融合蛋白の精製および遺伝子クローニング

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 稔(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
我々は既に、HTLV-Iのprinciple neutralizing epitope(PND)をHTLV-Ienvelope protein a.a.187-199の部位に同定し、PNDに対する抗体がHTLV-Iの感染を中和する強い活性があることを示した。一方、HTLV-Iは膜融合によって標的細胞に侵入し、感染細胞は非感染細胞と膜融合することによりSyncytiumを形成すると考えられているがその機構については未だ明らかではない。そこで本研究では、HTLV-Iの膜融合に関するウイルス及び標的細胞の分子を同定し、HTLV-1ウイルスの初期感染機構の解析を目的とした。 既に昨年度までの研究において、HTLV-I感染細胞ILT8M2と非感染細胞Molt-4の混合培養により生じるsyncytium細胞をラットに免疫することにより、syncytium形成を著明に増強するモノクローナル抗体(mAbR21)を得た。mAbR21が認識する分子(R21分子)はflowcytometryにより主にT cell及びFibroblast表面に検出され、Immunoblottingではほとんどすべてのcell lineにおいて55kDあるいは36kDaのバンドとして検出された。さらにmAbR21を固相化したアフィニティーカラムを用いてウシ胎児血清から17kDaの蛋白(R21分子)を精製した。その部分アミノ酸シークエンスから、R21分子は今まで報告にない新しいCXCケモカインである可能性が高い。現在、精製R21蛋白やリコンビナントR21蛋白を作製してR21分子の膜融合における作用機構の詳細な解析を進めている。また、ウイルスの侵入を効率よく阻止するHTLV-1gp21(transmembrane peptide)由来のペプチドも同定し、ペプチドによる膜融合阻止機構をgp21蛋白の3次構造の解析に基づき行っている。 続きを見る
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