臨床的効果と医療費の妥当な施設間比較の方法論の開発-急性心筋梗塞治療を例として

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臨床的効果と医療費の妥当な施設間比較の方法論の開発-急性心筋梗塞治療を例として

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
今中 雄一(九州大学・大学院・医学系研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1997
概要(最新報告):
【背景・目的】医療の本来的な質、診療録情報および消費医療資源に関して有益な成果や高率の指標を構築することが現在望まれている。本研究は、臨床的効果の指標と、診療費の指標を妥当に算出するための基盤作りを行うことを目的にしている。その中で、術後死亡率などの臨床的効果および診療報酬点数総額の既定要因を解析し、その既定要因でもって、指標を重症度補正するしくみを開発する。虚血性心疾患に対する冠動脈大動脈バイパス移植術や経皮的医療費のばらつきを説明するモデルを重回帰分析などの多変量解析の手法を用いて構築した。 【方法・対象】8病院の協力を得てデータ収集を行った。データセットには米国の病院への支払制度に使われているDRGへの分類に必要な情報は含まれている。今回は、HCFAのDRG106に相当する冠動脈・大動脈CABGの2施設120症例(死亡6例を除く。内、女性19例、年齢は平均63(±SD9)、在院日数平均26(±10)、診療報酬合計(千円)平均3,820(±780)、最大7,020、最小2,710)を対象に、医療費(診療報酬合計実額)を目的変数として、以下の変数(群):(1)在院日数;(2)重症度・患者変数(性別、年齢、ASA-PSの重症度、入院・手術の緊急性、バイパス血管枚数);(3)施設(ダミ-変数)を説明変数として階層的に重回帰分析を行った。 【結果・考察】CABGの租死亡率は、4病院で2%から15%までの大きなばらつきが有った。また、医療費についても最大1.5倍程度の差があったが、その影響要因を上記方法で分析したところ、医療費のばらつきについて、25%(=R^2)在院日数により説明され、27%が重症度・患者変数により説明され、診療パターンのばらつきによりさらに14%が説明された。上記の三変数(群)により、医療費のばらつきの67%(R=82)が説明された。また、在院日数については、重症度・患者変数が在院日数のばらつきの18%を説明した。 続きを見る
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