高機能性ヒト用ハイブリッド型人工肝臓の開発と前臨床段階の性能評価

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高機能性ヒト用ハイブリッド型人工肝臓の開発と前臨床段階の性能評価

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Development of high performance hybrid artificial liver and its evaluation in preclinical test
責任表示:
船津 和守(九州大学・工学部・教授)
FUNATSU Kazumori(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
1.ヒト肝不全血漿中におけるブタ肝細胞スフェロイドの機能発現 ブタ肝細胞スフェロイドを充填したテスト用灌流培養システム(モジュール体積:18.8cm^3,細胞量:2g,総血漿量:140ml)を使用し,ヒト肝不全血漿中で評価を行った。その結果,肝性昏睡レベルにあるアンモニア濃度を1時間以内に昏睡レベル以下まで減少させ,この機能は少なくとも培養3日間以上維持された。 2.温虚血イヌ肝不全モデルによるハイブリッド型人工肝臓の性能評価 肝不全イヌによる治療効果の実証のために,生体肝臓の約10%のイヌ肝細胞スフェロイド(30g)を充填したハイブリッド型人工肝臓モジュール(多細管型ポリウレタン発泡体(PUE)充填層,体積:380cm^3)を作製した。本人工肝臓モジュールを含んだ体外循環システムを温虚血イヌ肝不全モデル(体重約15kg)に適用したところ,血中アンモニア濃度の上昇抑制,血糖値の維持などに効果が見られた。また,この結果は現在米国で臨床試験を進めているDemetriouらの人工肝臓と同等かそれ以上であった。 3.温虚血ブタ肝不全モデルによるハイブリッド型人工肝臓の性能評価 ヒトへの前臨床段階として,ブタ肝細胞スフェロイドを64g充填した人工肝臓モジュール(体積380cm^3×2本)を作製し,体重約25kgの温虚血ブタ肝不全モデルに適用した。その結果,対照群(細胞無)に比べて,延命時間の延長や血中アンモニア濃度の上昇抑制が見られ,本システムの有効性が示された。 本研究によって,本システムが肝不全イヌ及びブタの症状改善に有効であることが示された。さらに,ヒト肝不全血漿中においても良好な機能発現ができたことから,本システムはヒト臨床において良好な治療効果を与えることが示された。 続きを見る
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類似資料:

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細胞の大量培養に関する化学工学的研究 by 船津 和守; FUNATSU Kazumori
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