一酸化窒素の慢性的合成阻害により誘導される微少管血管りモデリングの病態と分子機構

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一酸化窒素の慢性的合成阻害により誘導される微少管血管りモデリングの病態と分子機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
molecular mechanisms of vascular remodeling induced by blockade of nitric oxide synthesis
責任表示:
江頭 健輔(九州大学・医学部・講師)
EGASHIRA Kensuke(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
【目的】我々は一酸化窒素(NO)合成阻害薬(N^w nitro-L-arginine methylester、L-NAME)をラットに投与すると7日以内に冠動脈壁に単球の浸潤、monocyte chemoattractant protein-1(MCP-1)の発現、サイトカインや増殖因子の発現などの動脈硬化性病変が生じ、28日以降には血管壁のリモデリング(線維、化中膜肥厚、軽度の内膜肥厚)が生じることを明らかにした。本研究の目的は、NO産生抑制による血管壁の炎症性変化がAT1受容体拮抗薬により修飾されるかどうかを明らかにすることである。 【対象と方法】WKYラットをコントロール群(無治療群)、L-NAME投与群(L-NAME1mg/mLを飲水投与),L-NAME+AT1受容体拮抗薬高濃度群(L-NAMEによる血圧上昇を抑制する用量の拮抗薬を投与)、L-NAME+AT1受容体拮抗薬低濃度群(L-NAMEによる血圧上昇を抑制しない用量の拮抗薬を投与)、の4群に分けた。薬物投与3日後に心臓組織の単球浸潤(病理組織、免疫染色)、MCP-1発現(northern blot法)、NF-kB活性(electrophoretic mobility shift assay)を評価した。また、大動脈から産生されるsuperoxide anion(O2^-)をルシジェニン化学発光法を用いて測定した。 【結果】1.L-NAME投与により単球の冠血管壁への浸潤、MCP-1の発現の増加、NF-kBの活性化を認めた。大動脈では、内膜への単球侵入の増加とO2^-産生を認めた。2.AT1受容体拮抗薬を同時投与した2群ではL-NAME投与群でみられた変化は防止された。 【考察】NO産生抑制による血管壁の炎症性変化はAT1受容体拮抗薬同時投与により防止された。この炎症性変化はO2^-産生増加とNF-kBの活性化を伴った。したがって、本研究により、NO産生抑制モデルでの炎症性変化は局所アンジオテンシンIIの作用によって惹起されることが明かとなった。 続きを見る
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