病変局所に集積しているT細胞クローンの抗原特異性の新しい決定法の確立

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病変局所に集積しているT細胞クローンの抗原特異性の新しい決定法の確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Novel method to detect T clonality and the antigen specificity
責任表示:
山本 一彦(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
YAMAMOTO Kazuhiko(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
自己免疫疾患、移植や癌など免疫が関与する疾患における病変局所には、その疾患に特徴的な抗原特異的T細胞が集積していると考えられ、それらの解析を通じて、将来的な抗原特異的免疫制御の方向が模索されている。しかし、実際の病変局所に集積しているT細胞の抗原特異性を効果的に調べる方法は現在のところ確立されていない。この点で、我々は、T細胞レセプターのβ鎖遺伝子に注目し、RT-PCRとSSCP法を組み合わせることにより、リンパ球集団内に集積しているT細胞クローンを検出する方法を確立し、多くの免疫が関与する病変での、T細胞クローンの動態を報告してきた。そこで、本研究では、我々の確立したT細胞クロノタイプ検出システムのユニークな特徴を生かし、実際の病変局所に集積しているそれぞれのT細胞クローンの抗原特異性を決定する方法を確立することを目的とした。既に我々は、同一個体より得た、異なる時間、異なる場所の検体を同一の電気泳動ゲルにてSSCP解析したT細胞クローン、同じ移動度を示すバンドのT細胞クローンは同一のTCR配列を持つ、同一のクローンであることを証明している。そこでこのシステムを用いて、可能性がある抗原分子全体または抗原ペプチドをリンパ球と試験管内で培養し、出現してくるT細胞クロノタイプと、すでに病変局所に集積しているT細胞クロノタイプの同一性を比較することで、実際の病変局所に集積しているT細胞クローンの抗原特異性を決定する方法を確立することを目指した。まずそのモデルとして、マウスにおけるコラーゲン誘導性関節炎を解析の対象とし、実際の関節病変にコラーゲン特異的T細胞が集積していることを示すことに成功した。さらに、ヒトの慢性関節リウマチ患者の滑膜病変や間質性肺炎患者の病変肺検体で、同様なシステムが動くことが判明した。 続きを見る
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類似資料:

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口腔扁平苔癬における特異的T細胞の解明ならびにその機能的解析 by 石井 友行; 堀之内 康文; HORINOUCHI Yasufumi
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