消化器癌におけるgenetic instabilityの解析と臨床応用

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消化器癌におけるgenetic instabilityの解析と臨床応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中島 秀彰(九大・生体防御医学研究所・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
平成8年度は次の2つのサブテーマについて検討を行う予定であったが、以下のような結果が得られた。 1.消化器癌におけるgenetic instabilityの検出: (1)胃癌症例に関しては、genetic instabilityは88症例中、18例(20.4%)に認められた。臨床病理学的因子とgenetic instabilityの相関を調べると、genetic instabilityは高齢者に有意に多く(P<0.005)、リンパ節転移陰性症例に多い傾向(P=0.07)が認められた。 (2)大腸癌では全54症例中13例(24.%)にgenetic instabilityが認められ、臨床病理学的因子とgenetic instabilityの相関では、genetic instabilityはリンパ節転移陰性症例に有意に多く(P<0.05)、中枢側大腸癌に多い傾向(P=0.051)が認められた。 以上のように、genetic instabilityはリンパ節転移陰性例に多く、予後良好の指標となり得る可能性が示唆された。 2.多発消化器癌・重複消化器癌におけるgenetic instabilityの検出: 同時性多発胃癌17症例と食道癌術後に胃癌を発症した4症例を集積した。多発胃癌に関しては14症例、30癌病巣についてgenetic instabilityの検索が進んでおり、現時点では14症例中11症例(78.5%)に、個々の腫瘍別では30腫瘍中16腫瘍(53.3%)にgenetic instabilityを認めている。いずれも単発胃癌のgenetic instability陽性率より高く、genetic instabilityが多発胃癌患者のスクリーニング法となりうる可能性が示唆された。 続きを見る
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