遺伝子多型を用いた消火器癌の疾患感受性(癌へのかかりやすさ)の検討と臨床応用

閲覧数: 2
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

遺伝子多型を用いた消火器癌の疾患感受性(癌へのかかりやすさ)の検討と臨床応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Association between genetic polymorphism and susceptibility to gastrointestinal cancers.
責任表示:
吉河 康二(九州大学・生体防御医学研究所・助教授)
YOSHIKAWA Yasuji(九州大学・生体防御医学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
L-myc遺伝子をはじめとする癌関連遺伝子の遺伝子多型が消火器癌(食道癌、胃癌、大腸癌)の癌疾患感受性(癌へのかかりやすさ)に関っているか、発癌の予防的パラメーターになりえるかどうかを解析した。癌患者(食道癌50人、胃癌61人、大腸癌54人)と健常日本人107人から抽出したゲノムDNAを対象に、イントロン2内に設定したプライマーを用いてL-myc遺伝子を特異的に増幅し、そのPCR産物を制限酵素EcoRIで切断した後、アガロースゲルにて電気詠動し、613bpのLバンドと481bpのSバンドを確認した。出現したバンドの種類により各人の遺伝子型をSS型、LS型及びLL型に分類し、健常者と癌患者の遺伝子型の分布を比較検討した。その結果、SS、LS、LLの割合は健常者で17%、51%、32%であったのに対し、食道癌患者では28%、62%、10%、胃癌では25%、62%、13%であり、S型遺伝子を有する人はL型遺伝子を持つ人に比べて食道癌で約4倍、胃癌では約3倍、癌にかかりやすいことが示された。これらの多型分布は癌の臨床病理学的悪性度を反映するものではなかったが、癌患者の予後はS型遺伝子を有する人がL型の人よりも不良である傾向が示された。なお大腸癌患者での多型分布は健常者と有意な差を認めなかった。以上よりL-myc遺伝子多型は食道癌、胃癌の疾患感受性(癌へのかかりやすさ)を予測するのに有用なマーカーになりうる可能性が示唆された。今後、標的遺伝子の枠を拡大し癌へのかかりやすさを様々な遺伝子多型の観点から予測できる様になれば将来発癌に対する予防策を講じる一助となることが期待される。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

10
胃がん発症に関与する遺伝子の解明 by 笹月 健彦; SASAZUKI Tekehiko
12
Pharmacokinetics of Gamma-Hydroxybutylic Acid (GHB) and Gamma-Butyrolactone (GBL), the Anti-Angiogenic Metabolites of Oral Fluoropyrimidine UFT, in Patients &hellip by 江見, 泰徳; Emi, Yasunori; 住吉, 康史; Sumiyoshi, Yasushi; 沖, 英次; Oki, Eiji; 掛地, 吉弘; Kakeji, …
10.
胃がん発症に関与する遺伝子の解明 by 笹月 健彦; SASAZUKI Tekehiko
12.
Pharmacokinetics of Gamma-Hydroxybutylic Acid (GHB) and Gamma-Butyrolactone (GBL), the Anti-Angiogenic Metabolites of Oral Fluoropyrimidine UFT, in Patients &hellip by 江見, 泰徳; Emi, Yasunori; 住吉, 康史; Sumiyoshi, Yasushi; 沖, 英次; Oki, Eiji; 掛地, 吉弘; Kakeji, …