エンドセリン変換酵素の作用機構解析と阻害剤開発-血管合併症新規治療薬開発に向けて

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エンドセリン変換酵素の作用機構解析と阻害剤開発-血管合併症新規治療薬開発に向けて

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Analysis of the processing mechanism of endothelin-converting enzyme and the development of its inhibitors as novel therapeutics for vascular complications.
責任表示:
高柳 涼一(九州大学・医学部・講師)
TAKAYANAGI Ryoichi(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
成熟エンドセリン(ET-1)は中間体のbig ET-1が「エンドセリン変換酵素-1」(ECE-1)によりプロセスされて生成する。big ET-1には殆ど生物活性がないため、big ET-1からET-1への変換はET作用発現のkey stepと考えられる。本研究ではECE-1の構造・活性相関を解析、ECE-1の阻害剤開発に必須の基礎的知見を得ることを目的として以下の成績を得た。 1. big ET変換活性を阻害するbigET誘導体の検索:種々の構造変換を行ったbig ET-1誘導体を合成し、ECE-1に対する阻害活性を検討した結果、[F^<21>]big ET-1(18-34)と[A^<31>]big ET-1(18-34)の2種の誘導体が有意の阻害活性を示した。興味あることに、[F^<21>]big ET-1(18-34)(Ki=20.6μM)は競合阻害、[A^<31>]big ET-1(18-34)(Ki=35.6μM)は非競合阻害を示し、ECE-1がbig ET-1のP1部位とC末部位を異なった様式で認識する可能性が示唆された。 2. ECE-1の細胞内局在とbig ET-1の細胞内変換部位の同定:ECE-1の阻害剤のデザイン上、阻害剤が細胞内に入る必要性等、big ET-1の細胞内変換部位の同定は重要である。この点に関しては従来、一定の見解が得られていなかったが、本研究で、生細胞で観察可能なGreen Fluorescence Protein(GFP)とECE-1のキメラ蛋白の発現系を構築、生きた細胞でその局在と活性を観察することにより、big ET-1の変換部位が細胞内であることを突き止めた。 3. ヒトECE-1 cDNAのmutagenesis法による構造・活性相関の検索:ECE-1/NEP/Kell familyに共通のC末触媒部位の変異で活性が消失する。さらに、C末細胞外ドメインに糖鎖を付加するAsn残基の存在が、ECE活性に必須であること、膜結合ドメインが正常の細胞内糖鎖付加プロセスに必須であることをを見い出した。 続きを見る
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