ポジトロンCTを用いた脳変性疾患におけるドパミンD_2受容体測定に関する研究

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ポジトロンCTを用いた脳変性疾患におけるドパミンD_2受容体測定に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Research for Dopaminergic Neurotransmission Using Positron Emission Tomography
責任表示:
桑原 康雄(九州大学・医学部・助教授)
KUWABARA Yasuo(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
C-11 Raclopride合成システムを完成し、健常者ならびに臨床例を対象にドパミンD2受容体を測定した。C-11ラクロプライドは標識前駆体であるデス-O-メチルラクロプライドの標識反応終了後、高速液体クロマトグラフィにより分離精製し、溶媒を濃縮後生理食塩水に溶解し、フィルターにて滅菌した後、無菌バイアルに捕集し、C-11ラクロプライド注射剤とした。検査は健常者10名(男9名、女1名、年齢25から56歳)およびパーキンソン病類似疾患4例(線条体黒質変性症2例、パーキンソン病1例、皮質基底核変性症1例)を対象に行った。各被検者毎に吸収補正用のトランスミッションスキャンを行ったのち、C-11ラクロプライドを7.9-22.4mCi(比放射能378-1800mCi/mmol)を自動注入器により1分間かけて静注し、投与開始より60分間(2分間×10回+4分間×10回)のダイナミックスキャンと63-78分(15分間)のスタティックスキャンを行った。データ解析は3コンパートメントモデルに基づき、尾状核または被殻から小脳の放射能カウントを差し引いたもの(特異結合)をプロットし、最も平衡に近い20分間の対小脳比をD2受容体の指標とした。健常者における尾状核および被殻の値(平均±標準偏差)は1.74±0.25、1.93±0.18、被殻/尾状核比は1.12±0.07であり、被殻の方が高い傾向にあった。測定時間を任意の20分間に固定した対小脳比は、16-36分間での平均値が平衡法による値と最も近かったが、ばらつきが大きく、平衡時での測定が必須と考えられた。検討した範囲では比放射能は対小脳比に有意な影響を及ぼさなかった。健常者では加齢により対小脳比は、0.5%/年の割合で低下した。臨床例の検討では線条体黒質変性症の2例中1例、皮質基底核変性症の1例ではD2受容体が低下したが、パーキンソン病では低下しなかった。被殻/尾状核比はパーキンソン病の1例で低下したが、線条体黒質変性症と皮質基底核変性症では低下しなかった。C-11 Racloprideは投与早期に平衡に達するためPET測定に適しており、他の検査では検出されない責任病巣を検出することができ、有用であると考えられた。 続きを見る
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