(IL-6関連遺伝子+bcl-2遺伝子)欠損・導入によるT細胞分化及び生存機構

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(IL-6関連遺伝子+bcl-2遺伝子)欠損・導入によるT細胞分化及び生存機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岡田 全司(九州大学・生体防衛医学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
1.(IL-6遺伝子+bcl-2遺伝子)導入マウスを用いた解析;このマウスの胸線細胞を同系癌FBL-3や同種異系癌p815でin vitro刺激すると、胸線細胞の生存数及び^3H-サイミジン取り込みはIL-6遺伝子導入マウスやbcl-2遺伝子導入マウスの胸線細胞に比し50〜100倍の相乗効果が認めらた。キラーT細胞誘導活性においても約200倍の活性が示された。これらの相乗効果は胸線細胞のみでなく、脾及びリンパ筋T細胞を用いても認められた。さらに、長期培養の28日MLTCにおいても(IL-6+bcl-2)double TgマウスT細胞のみがキラー活性を保持し、また、相乗的な長期生存率上昇を示した。さらに、in vivoにおいても、(IL-6+bcl-2)double Tgマウスは免疫2ヵ月後(通常マウスではキラー活性消失)の脾・リンパ節・PEC中に抗原特異的なCD8^+キラーT活性が維持された。このリンパ球をadoptive transferし、2ヵ月後のリンパ球生存を解析した。その結果、両遺伝子が強制発言されたリンパ球において最もキラー活性を保持したまま長期生存することを明らかにした。 2.(IL-6遺伝子+bcl-2遺伝子)ダブルノックアウトマススの作製;IL-6遺伝子ノックアウトマウスとbcl-2遺伝子ノックアウトマウスを交配しダブルノックアウトマウスの作製を試みた。両遺伝子欠損マウスにおいては脾臓は正常の約1/20の大きさでin vitroのキラーT分化誘導は著明に抑制された。 3.IL-6遺伝子ノックアウト及びIL-6Tgマウスを用いたT細胞分化の解析;これらの担癌マウスに前記のIL-6R遺伝子とgp130遺伝子をアデノウイルスベクターを用いて治療を行った。その結果、担癌IL-6Tgマススでは腫瘍特異的キラーT誘導の相乗効果が認められ、IL-6(-/-)マウスでは認められなかった。これらの結果よりIL-6関連遺伝子+bcl-2遺伝子欠損・導入モデルはT細胞分化と生存機構の解明に有力な武器を提供することが示唆された。 続きを見る
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