LIMモチーフをもつプロテインキナーゼLIMKによる細胞増殖制御機構の解析

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LIMモチーフをもつプロテインキナーゼLIMKによる細胞増殖制御機構の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
水野 健作(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
私達は、1994年、LIMモチーフとよばれる特徴的なジンクフィンガー構造を分子内にもち、既知のプロテインキナーゼとは構造的にも大きく異なった新しいクラスのプロテインキナーゼ、LIM-kinase(LIMK1)のクローニングに世界ではじめて成功し、その全構造を明らかにした。さらに、LIMK1と構造類似したプロテインキナーゼLIMK2,TESK1のクローニングにも成功した。LIMモチーフとは2個のジンクフィンガー構造からなる構造モチーフで、蛋白質間の相互作用に関与することが示唆されている。LIMK1はLIMモチーフとプロテインキナーゼを合わせもつ最初のプロテインキナーゼであり、その細胞機能の解明は未知の細胞内情報伝達経路の解明につながる重要な課題であると考えられる。本研究では、これらのキナーゼの細胞機能、発現分布を解析し、以下の点を明らかにした。 1、Rat-1A線維芽細胞において、LIMK1蛋白質の発現は、増殖相で高く、増殖停止期では検出できない。 2、NIH3T3細胞および活性型RasでトランスフォームしたFYJ10線維芽細胞にLIMK1を過剰発現すると、増殖が著しく抑制された。一方、アンチセンスLIMK1 cDNAを導入すると、NIH3T3細胞の増殖が促進された。 3、LIMK1は、N末端LIM領域とC末端キナーゼ領域間の相互作用により、少なくとも一部は二量体を形成することを明らかにした。 4、LIMK1はLIMドメインを介して、種々のプロテインキナーゼCサブタイプと結合することを明らかにした。 5、ラット発生過程におけるLIMK1およびLIMK2の発現分布を調べ、いずれも胎生期の脳神経系に高発現しているが、生後は異なる分布を示すことを明らかにした。 続きを見る
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