転写制御遺伝子群の発癌への関与

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転写制御遺伝子群の発癌への関与

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
林 健志(九州大学・遺伝情報実験施設・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
1.hMTH1は、8-oxo-GTP分解酵素であり、突然変異頻度を抑制している。同酵素の遺伝子構造を決定し、択一的スプライシング機構によって数種類の酵素蛋白質が作られること、また、肺癌患者に、スプライシング異常を引き起こす生殖細胞突然変異を見い出した。2.がん抑制遺伝子であるWT1を、トランスフェクション後に強制的に発現誘導させたところ、細胞種によってその帰結が多様であることを見い出した。3.がん遺伝子c-erbB-2の発現調節に関与する転写因子様の蛋白質のcDNA2個を得た。このうちの一個、Kidは、セントロメア領域DNAとも結合し、染色体分配に深く関与していることを明らかにした。今一つのcDNA、tobは細胞増殖を抑制し、細胞周期にも関与することを示した。4.白血病原因遺伝子EVI-1のコードする蛋白質EVI-1のDrosophilahomologueを同定し、その機能を検索したところ、同蛋白質は神経系ニューロン形成の初期過程に関係していることが支唆された。5.平滑筋肉腫組織のp53遺伝子DNAを増幅し、変異配列を検索し、予後因子としての可能性を見い出した。尿路腫瘍の同時性および異時性多発例についての同様の解析では、多発例間で変異が一致するものとしないものがあり、多発性の原因には、モノクローナル、ポリクローナル2種のものがあると結論された。6.高分解能・高度自動化キャピラリー電気泳動装置による効率の良い蛍光PCR-SSCP法を確立した。この方法は、変異の判定を、コンピュータにより統計的根拠によって行うものであり、全過程における人的ミスの排除、検出感度の飛躍的向上を達成した。7.多剤耐性遺伝子の転写因子YB-1のc-DNAおよびゲノムDNAのクローニングを行い、シスプラチン耐性細胞におけるはYB-1の高発現、発現抑制によるシスプラチン感受性の増加を証明した。 続きを見る
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