日韓中英の比較統語論にもとづく普遍文法構築のこころみ

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日韓中英の比較統語論にもとづく普遍文法構築のこころみ

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Comparative Syntax of Japanese, Korean, Chinese and English
責任表示:
田窪 行則(九州大学・文学部・教授)
TAKUBO Yukinori(九州大学・文学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1998
概要(最新報告):
本研究のテーマは、日本語と英語などの類型論的に違いの大きい言語と、韓国語等の互いに非常に構造的に似た東アジアの言語、さらにその中間に位置する中国語とを同時に比較対照することにより普遍文法を構築することを目標とする。この目的のため、これらの言語の生成文法の専門家、日本語諸方言、日本語歴史変化の専門家が参加した。 取り扱ったテーマは、遊離数量詞、動詞句の省略、比較構文、指示詞、代名詞解釈、resumptive pronoun、に関する意味的、統語的研究である。 これらのすべての構文において、構成素統御が関わる階層構造に言及しておこる現象と先行関係が関わる現象において体系的な差がみられることを示した。さらに、表面的に同じ解釈(sloppy identityなど)が関わる場合でも構成素統御が関わる統語的な現象である場合と、階層的構造関係が関わらない語用論的な現象である場合があることを示した。この成果は、統語構造の独立性仮説を支持するものである。しかし、これまでの研究と異なり、統語構造と意味解釈の関係を明示的に示すことで他の認知領域との関連と独立性に関して経験的に妥当で、検証可能な理論を示した。この研究では、意味解釈のうち、LFから階層構造に基づく写像によって得られるもの、さらに階層構造に依存しないが、言語構造自体には言及する必要があるもの、が区別できることが判明した。これらの言語構造依存的な現象と他の認知計算を必要とする言語構造とは独立した要因があることを上記の現象を使って明示的に示すことに成功した。以上の普遍的な性質が個々の言語で実際にどのように現れうるか、どのように言語間の変異が可能かを原則とパラメータの理論により示した。以上の成果をさまざまな学会において発表し、学会誌に掲載した。 続きを見る
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