集計結果の社会学的説明モデルの開発

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集計結果の社会学的説明モデルの開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
三隅 一百(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
複数の属性によって特徴づけられる個人間の相互作用から生じる集計値の動きを、組み合わせの問題として確率論的に説明する数理モデルを開発した。これは相互作用を行う相手の選別を集団単位で特定し、各属性の分布をパラメータとしたときに、それらのパラメータが相互作用から算出される集計値(ある特定の集団間結合パターン等)をどのように規定するかを数理解析するモデルである。形式的にはクロス表データとの対応づけが容易なので、モデルの意味づけと特定化を行うことで、データの社会学的解読性を数理解析的に高めることができる。実際に、ボランティア行為の階層別分布パターンの説明と、結婚でみた選択的交際(内婚・外婚率)の説明に応用を試みた。前者においては、階層形態に関係なく高階層ほどボランティア行為率が高い分布形が一般に生じやすいこと、中階層で行為率が高い分布形は同類指向的な供給選別がなされれば階層形態はピラミッド型でもダイヤモンド型でも出現可能なこと、しかし階層の上下で行為率が高い分布形(鈴木広のいう「Kパターン」)はダイヤモンド型の階層構成のもとで異類指向的な供給選別が行われるときにのみ生じること、等が確認された。後者においては社会分化と選択的交際との関係についてP.M.ブラウが提起した諸命題を結婚に限定して吟味した。そして集団規模が小さいほど、あるいはまた社会の集団異質性が高いほど集団間の外婚が促進されること(ブラウ命題を支持)、マジョリティ集団が選別的になるとマジョリティとマイノリティの外婚率の差が縮まること(ブラウ命題を支持)、性を含めた名義的次元の交差は内婚を促進すること(ブラウ命題を反証)、等を確認した。最後の点は一般に同性結合を禁止する結婚に特有な帰結であることが確認された。 続きを見る
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類似資料:

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