運動障害児のリハビリテーション促進のための言語的相互作用に関する臨床心理学的研究

閲覧数: 2
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

運動障害児のリハビリテーション促進のための言語的相互作用に関する臨床心理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
遠矢 浩一(九州大学・教育学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
本研究では、脳性麻痺児を中心とする運動障害児のリハビリテーションにおけるセラピストの言葉かけの特徴について分析した。研究対象セラピストを心理リハビリテイション訓練会にはじめて参加した群(初心者群)、セラピストの心理リハビリテイション訓練会参加経験が1回から4回の者(経験あり群)、スーパーバイザー資格を有する者を中心とする参加経験が5回以上の者(ベテラン群)の3群に分類し、リハビリテーション遂行中に行われることばかけの指示内容、指示形態について分析した。その結果、以下の点が明らかとなった。1.セラピー経験の多少によって発話内容は異ならないが指示形態が異なる。2.セラピー初心者はこどもに課題動作を指示する際に具体的に身体部位名をあげる。3.セラピー経験のある者は、むしろ動詞そのものを指示形態として用いる。4.セラピー経験の豊富な者は擬態語を多く用いる。 セラピー経験がないと、こどもに対して、「膝」、「足」といった「固有名詞」を用いて課題動作を指示する一方、経験を多少なりとも有するセラピストは、身体部位名よりもむしろ、「曲げる」、「立つ」などの動詞あるいは「ギュ-」などの擬態語を用いて課題動作を提示するという違いが示された。このことは、経験のあるセラピストは、課題動作を提示する際、具体的に動かすべき身体部位に触れたり、実際に動作を誘導したりなどの行為に伴う形でことばかけを行う一方、初心者は、ことばを中心として動作を引き出そうとしていることを示唆すると考えられる。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

9
高次脳機能障害のリハビリテーション : 実践的アプローチ by 本田, 哲三; 武田, 克彦; 遠藤, てる; 田丸, 冬彦; 倉持, 昇; 上久保, 毅; 坂爪, 一幸; 立石, …
5
高次脳機能障害のための認知リハビリテーション : 統合的な神経心理学的アプローチ by Sohlberg, McKay Moore; Mateer, Catherine A.; 尾関, 誠; 上田, 幸彦; 大宅, 顕一朗; 岡村, 陽子; 竹内, 愛; 中島, 恵子; 元木, 順子
11
機能的運動療法 : クラインフォーゲルバッハのリハビリテーション by Klein-Vogelbach, Susanne, 1909-; Spirgi‐Gantert, Irene; Suppé, Barbara; 野澤, 絵奈
12
心理社会的リハビリテーションのキーワード : 障害の新しい見方 by Eisenberg, Myron G.; 野中, 猛; 池淵, 恵美; 天笠, 崇
5.
高次脳機能障害のための認知リハビリテーション : 統合的な神経心理学的アプローチ by Sohlberg, McKay Moore; Mateer, Catherine A.; 尾関, 誠; 上田, 幸彦; 大宅, 顕一朗; 岡村, 陽子; 竹内, 愛; 中島, 恵子; 元木, 順子
9.
高次脳機能障害のリハビリテーション : 実践的アプローチ by 本田, 哲三; 武田, 克彦; 遠藤, てる; 田丸, 冬彦; 倉持, 昇; 上久保, 毅; 坂爪, 一幸; 立石, …
11.
機能的運動療法 : クラインフォーゲルバッハのリハビリテーション by Klein-Vogelbach, Susanne, 1909-; Spirgi‐Gantert, Irene; Suppé, Barbara; 野澤, 絵奈
12.
心理社会的リハビリテーションのキーワード : 障害の新しい見方 by Eisenberg, Myron G.; 野中, 猛; 池淵, 恵美; 天笠, 崇