Mer受容体に対するリガンドとしての新規プロテインSファミリー蛋白質の同定

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Mer受容体に対するリガンドとしての新規プロテインSファミリー蛋白質の同定

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
水野 健作(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
受容体型チロシンキナーゼは細胞増殖因子・分化因子などの受容体として細胞外シグナルを細胞内に伝達する重要な機能を果たしている。私たちは新規な受容体型チロシンキナーゼSkyを同定し、さらにそのリガンドが抗血液凝固因子プロテインSに類似した蛋白質Gas6であることを明らかにした。本研究ではSky受容体ファミリーに属するMerのリガンドとして新規な増殖因子を同定、クローニングし、その生理活性を解明することを目的として、以下の実験を行った。 1、Gas6とプロテインS、および3種の受容体Axl,Sky,Merの結合を、可溶型受容体をもちいた結合実験や受容体発現細胞を用いた受容体の自己リン酸化を指標として調べ、いずれの受容体もGas6を結合するが、プロテインSは結合しないことを見いだした。また、Gas6と受容体の結合の強さをBiacoreを用いて測定し、Axl>Sky>Merの順に親和性が高いことを明らかにした。Gas6とMerの解離定数は約30nMで、おそらくより親和性の高い新規なリガンド分子が存在すると考えられた。 2、Gas6とプロテインSの構造に基づいて、low stringency条件下でのcDNAスクリーニングを行ったが、EGFドメインを持つ数種の蛋白質をコードするcDNA以外には新規なプロテインSファミリー分子をクローニングすることはできなかった。そこでGas6分子中の受容体結合ドメインを特定することにした。種々の欠失変異体を作成し、受容体結合能を調べた結果,C末端部の性ホルモン結合グロブリン様ドメインが結合に必要、十分であることを明らかにした。現在、この領域をプローブとして再度スクリーニングを行っているところである。 続きを見る
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