PC12細胞の神経突起伸展作用を指標とした海洋無脊椎動物の新規分化誘導物質の探索

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PC12細胞の神経突起伸展作用を指標とした海洋無脊椎動物の新規分化誘導物質の探索

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
宮本 智文(九州大学・薬学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
海洋無脊椎動物、ヒトデ類(3種)、ウミシダ類(1種)、軟体動物より、アメフラシ類(3種)、ウミウシ類(4種)、および新たに採取した未同定の海綿(13種)について、それぞれの抽出エキスを用いPC12細胞に対する神経突起伸展作用をスクリーニングした。その結果、ヤツデスナヒドデ(Luidia maculata)、ニッポンウミシダ(Comanthus japonica)の極性分画、サラサウミウシ(Chromodoris obsoleta)、2種の未同定海綿の低極性分画に神経突起伸展作用が認められた。有効性が認められたエキスのうち、ヤツデスナヒドテ、ニッポンウミシダの両棘皮動物の活性成分として、N-グリコリルノイラミン酸を有する新規ガングリオシド類を精製しており、現在、構造解析を行っている。また、サラサウミウシのクロロフォルム抽出エキスからは、細胞毒性と神経突起伸展作用を併用し、11種のスポンジアンジテルペノイドを単離、構造決定を行った。その結果、新規なジテルペノイド15α,16α-diacetoxy-11,12β-epoxyspongianに強い細胞毒性とともに、フォルスコリン様の神経突起伸展作用が認められた。また、2種の海綿については、現在その活性本体を精製中であるが、エキス段階での神経突起伸展作用が棘皮動物、軟体動物のそれに比べて数段強く、活性本体の精製を急いでいる。PC12細胞のスクリーニングには、血清培地を用いているが、ガングリオシド類は血清中のタンパクと相互作用し、活性の評価に支障をきたすことから、現在、棘皮動物のガングリオシド類については、無血清培地を用いた神経突起伸展作用を再評価している。 続きを見る
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