行為の文法の成立-因果的世界における合理性と規範性

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行為の文法の成立-因果的世界における合理性と規範性

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
GRAMMAR OF ACTION--RATIONALITY AND NORMATIVITY IN THE CAUSAL WORLD
責任表示:
森 俊洋(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
MORI Toshihiro(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1998
概要(最新報告):
森俊洋は、理論理性と実践理性への安易な二分法を許さないより基本的な理性概念をアリストテレス(以下Ar.)において摘出し、その理性の働きに「活動」の概念を適用することによって、Ar.の「実践と観想」の問題が行為の合理性と規範性の問題の新たな理解の可能性を示すことを論じた。 岡部勉は、Wiggins等が前提にしているAr.的な行為論の枠組みに潜む問題点を洗い出し、現代の価値論における行為の位置づけの不確かさ、並びに、「人格」概念の持つ困難を指摘した。また、行為の評価と説明の解明における「志向性」の概念の限界を論じた。 小池澄夫は、弁明、反駁、顕彰を扱う古代ギリシアの弁論家の著作を取り上げて、行為の合理性と規範性を「説得」の言語行為に定位して考察し、道徳的諸概念の各々が単独で存立しうるものではなく、生を構成する一定の全体的概念網の一本の糸としてしかありえないことを確かめた。 中畑正志は、言語と心の関係の分析を通じて、規範性の成立にかかわる最も基礎的な諸概念を考察した。とりわけ、言語を心的イメージとして理解する心理主義の歴史的系譜を、新プラトン主義によるAr.言語論の解釈史において解明すると共に、Ar.の言語理解の独自性を論証した。 新島龍美は、「行為の文法の成立」を、Ar.的実践理性の可能性の問題に定位して考察し、信念と欲求による二元論的な行為理解の持つ問題点を指摘するとともに、「状況を或る特有の仕方で見る人の魂に属する力」としての「徳」を重要視することの哲学的意義を示した。 菅豊彦は、後期ウィトゲンシュタインの言語ゲームの考えに基づき、志向現象を言語現象として捉え、言語の機能を文の機能を中心に検討した。また、「理性と欲求」「事実と価値」の二元論を批判する手がかりとして、「厚い」価値概念の習得の構造を検討し、そのコード化不可能性を示した。 続きを見る
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