生体内で発生する活性酸素の無侵襲検出法の開発

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生体内で発生する活性酸素の無侵襲検出法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
竹下 啓蔵(九州大学・薬学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
1.生体内で発生する活性酸素の無侵襲検出法の検討 活性酸素種とスピン標識化合物(スピンプローブ)との反応性を検討するため、O_2によるスピンプローブのESRシグナルの減衰を調べたところ、6員環スピンラベルのシグナルはグルタチオン存在下で比較的速く消失した。一方、6員環スピンラベルは、O_2存在ルミノール発光を5員環スピンラベルに比較して強く抑制した。活性酸素の局所検出部位として肺を選び、マウスに経気道投与したスピンラベルのL-バンドESRシグナルの減衰を無侵襲測定したところ、電荷を持つスピンラベルが肺内で非常にゆっくり消失した。以上の結果より、肺を測定対象部位とした場合、電荷を持つ6員環スピンラベルが活性酸素検出プローブとして適すると考えられ、4級アンモニウムの6員環スピンラベル,CAT-1を用いて2の実験を行った。 なお、リポソーム崩壊を用いる方法については、肺内で長時間封入マーカーを保持するリポソームを見つけることができたものの、活性酸素によるリポソーム崩壊の感受性を上げるまでには至らなかった。 2.疾患動物における活性酸素検出 ディーゼル排気粒子(DEP)を経気道投与したマウスあるいはパラコート投与マウスについて肺に投与したCAT-1のシグナル消失をL-バンドESRにより測定したところ、これらの処理によりシグナルの消失速度が有意に速くなった。このうちDEPについては、OHラジカル消去剤の投与によりシグナル消失速度が未処理の場合と同程度まで遅くなり、活性酸素を無侵襲検出している可能性が示唆された。今後は、このシグナル消失速度の変化と活性酸素生成との関連について、種々の活性酸素消去剤や活性酸素発生系を使用して明らかにしていく必要がある。 続きを見る
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