遺伝子導入ベクターの開発とin vivo応用

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遺伝子導入ベクターの開発とin vivo応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
居石 克夫(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
1.HVJ-liposome法の生物学的応用性: 1)本法による家兎総頚動脈壁内へのLacZ遺伝子導入効率は極めて高く、低圧下にても中膜平滑筋細胞の約90%に蛋白発現を認めた。また電顕的観察にて内皮傷害は限局性で軽微であった。 2)VEGF遺伝子の動脈壁内導入により、内膜肥厚と内部の血管腫様内皮増生を招来し、ヒト動脈硬化病変に認められる血管新生に極似していた。今後同病変の動物モデルとして粥腫破綻機序の解明に役立つと考えられた。 3)p53遺伝子の動脈壁内導入は、バルーン障害後内膜肥厚の抑制に有効である、その効果にはG1停止とともにM/G2期停止とアポトーシス誘導が関与している可能性が明らかとなった。このことはp21導入に比してより有効な臨床的応用性を示唆している。 4)肝類洞壁内への遺伝子、アンチセンスオリゴ導入にも本法は極めて有効であり、移植肝の免疫抑制、サイトカイン誘発性炎症ならびに肝機能障害の予防法の確立の為の基礎的研究に有用であることが証明された。 5)本法の反復投与による組織障害、催炎効果は小さいものの、今後pyrogen(-)のHVJ-liposome作製後に総合的な判断が必要と思われた。 2.HVJ-catinic liposome法の基礎的研究 1)本法の組織内遺伝子導入効率は、上記法に比して10-20倍、組織障害性は従って軽減されることが明らかとなった。 2)本法の反復投与による組織障害性も上記方法と比較して有意差はなく、標的細胞や導入遺伝子のサイズに応じて上記法と併せて選択可能であることが判明した。 以上の成績より、新規のHVJ-catinic liposome法はHVJ-liposome法同様に臨床的有用性が期待されるベクターの1つであり、とくに導入効率においてより優れたベクターであると考えられる。 続きを見る
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