代謝的安定化を指向した新規抗ウイルス性炭素環ヌクレオシドの医薬分子設計

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代謝的安定化を指向した新規抗ウイルス性炭素環ヌクレオシドの医薬分子設計

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
田中 正一(九州大学・薬学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
7位置換ノルボルナジエンより位置選択的なオゾン分解反応を利用することにより、立体選択的にメソジアセテート化合物を合成した。メソのジアセテートに対して酵素(Rhizopus delemar lipase,RDL)による加水分解反応を検討したところ、高光学純度でキラルなモノアルコール体を合成できることが判明した。本手法は、光学活性なシクロペンタン誘導体合成においても非常に優れた方法であることが、天然物クルクマノリドAの合成により明かとなった。 合成したキラルモノアルコール体より、まず、抗HIV活性を有するヌクレオシド(-)-BCAと(-)-カルボビア-の合成に成功した。さらに、新規抗ウイルス性誘導体の創製を目指して、光学活性なシクロペンタンより比較的合成が容易と考えられた炭素環ホモヌクレオシドの合成を検討した。ホモヌクレオシドの合成は、置換基としてフェニル基とブチル基を有するものについて成功した。次に、代謝的安定化が期待される炭素環ヌクレオシドの合成を行った。すなわち、アルコールの酸化を行った後、クルチウス転移反応により一炭素減炭を行いアミン体として、その後、塩基部分の構築を行う方法を検討した。しかし、6位に存在する嵩高い置換基のため反応性が悪く塩基部分の構築が困難であり単離した収率は数パーセントであった。活性試験を行うために十分なサンプル量を得るためには、今後、収率の向上を計る必要があると思われる。現在、十分な量のサンプルの確保とX線結晶解析を行うために必要な単結晶を作成することを検討している。 続きを見る
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