遺伝子増幅法を用いたHelicobacter pyroriの口腔内検出法の開発

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遺伝子増幅法を用いたHelicobacter pyroriの口腔内検出法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
角 義久(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
本研究では、口腔内サンプルのよりHelicobacter pyroriを検出するために、先ずH.pyloriの病原遺伝子と考えられているvacAの塩基配列を基にして、PCR法で612bp特異的遺伝子断片が検出可能なPrimerを設計した。次に、このPrimerを用いて、94℃30秒間、50℃30秒間、72℃30秒間で30サイクル反応を繰り返すことで、特異的遺伝子断片の判定量的な検出を試みた。過去に消化器疾患の既往や自覚症状のない、全身的に健康な成人では、唾液サンプル中からは1割程度に僅かなH.pyloriが検出され、デンタルプラークサンプル中からは検出されなかった。当科外来患者のうち過去に消化器疾患の既往を持つ者では、唾液サンプル中からは3割程度にH.pyloriが検出され、デンタルプラークサンプル中からは1割程度で検出された。本研究の結果より口腔内サンプルよりのH.pyloriの検出率と消化器疾患の既往の若干の相関がみられた。現在はこれらの結果を踏まえて、サイクル数その他におけるPCRの臨床応用上の至適条件や、口腔内サンプルのより効果的なサンプリング法について検討を重ねているところである。 今後は再設定された条件の基で、消化器疾患を持たない健常者間でのH.pyloriの分布状況や、消化器疾患の臨床症状の違いや治療前後でノH.pylokiの検出率および量における差、さらには齲蝕、歯周病、口内炎などの口腔疾患や口腔衛生状況とH.pyloriの検出率との関連などを調査して行く予定である。 続きを見る
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