効率的なアンチセンス法による新しい癌診断薬の開発

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効率的なアンチセンス法による新しい癌診断薬の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
永次 史(九州大学・薬学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
本研究の目的は我々が開発したクロスリンク能をもつ2-アミノ-6-ビニルプリン誘導体を組み込んだオリゴヌクレオチドを用いて、効果的な放射性アンチセンス核酸を合成し、癌診断薬剤としての可能性を検討することである。前年度までに、2-アミノ-6-ビニルプリン誘導体がシチジン及びグアノシンと反応することを見いだした。しかし、2-アミノ-6-ビニルプリンは反応性が高くオリゴマーに組み込むことは困難であったので、その解決策としてビニル基に置換基(メチル、トリメチルシリル基)を導入しビニル基の反応性を低下させた誘導体を合成した。本年度はまず、これらの置換ビニル誘導体を組み込んだオリゴマーの合成を検討した。その結果、トリメチルシリル基を有するビニル体からは、目的のオリゴマーを得ることに成功した。しかしメチル基を有するビニル体からは、オリゴマー合成の際に用いたアンモニアがビニル基に反応したオリゴマーが得られた。この結果から無置換のビニル体に比べ、メチル基を導入した誘導体は反応性は低下しているもののの、オリゴマーにくみこまれた場合にも求核反応性を有することが明らかになった。さらに反応性の高い無置換のビニル体をオリゴマーに組み込む方策として、あらかじめビニル基をスルフィド基で保護しオリゴマーに組み込んだ後ビニル基を再生させることを検討した。その結果、スルフィド基を導入した誘導体は酸化反応及び酸あるいは塩基処理により、ビニル体を発生する事を確認した。そこでさらにこのスルフィド基を有する誘導体を用いてオリゴマーの合成を検討したところ、目的のオリゴマーの合成に成功した。現在これらのオリゴマーを用いてその反応性を検討中である。今後は今回合成したオリゴマーを^<32>Pにより標識し、癌診断薬剤としての基礎評価を行う予定である。 続きを見る
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