ダイズの出芽・苗立ちにおけるエチレンの効果に関する研究

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ダイズの出芽・苗立ちにおけるエチレンの効果に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
鄭 紹輝(九州大学・農学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
エチレンはマメ科作物芽ばえの胚軸の伸長を抑制し,肥大を促進することによって芽ばえの出芽力(抽出力)を増強させると報告されている.本研究では,エチレン発生剤であるエスレルを土壌に散布し,処理土壌からのエチレン発生と土壌pHの関係,エスレルの土壌処理によるダイズの出芽や,芽ばえ下胚軸の肥大,および抽出力の増強への効果について実験した. エスレルを散布した土壌からのエチレン発生は,処理濃度が高い区ほど多かった.また,処理土壌からのエチレン発生は,pH高い(pH8〜9)区では処理直後に多く,その後日々減少傾向にあったのに対し,pH6〜7の処理区では処理約3週間後までほぼ一定の速度で続いた. 出芽所要時間(播種から出芽まで時間)は,エスレル処理濃度の増大に従って徐々に長くなったが,出芽した芽ばえの下胚軸が肥大した.そこで,出芽所要時間が約16時間長くなった処理区の場合,芽ばえ下胚軸の太さおよび抽出力は無処理区の1.2〜1.5倍に増大したが,その程度は,芽ばえからの内生エチレンが少なく下胚軸が細い品種(納豆小粒,フクユタカ)では大きく,内生エチレンが多く下胚軸が太い品種(アキセンゴク)では小さかった. 以上の結果から,エスレルの土壌処理はダイズの出芽を遅延させたが,芽ばえ下胚軸の肥大および抽出力の増強をもたらした.その効果は,特に自らの内生エチレンが少なく下胚軸が細い品種の芽ばえにおいて大きかった.したがって,エスレルの土壌処理は土壌クラスト条件による出芽不良を改善できる可能性が示唆された. 続きを見る
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