翼賛体制期の権力構造に関する基礎的研究-政策決定と地域統合の二側面から-

閲覧数: 6
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

翼賛体制期の権力構造に関する基礎的研究-政策決定と地域統合の二側面から-

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
A BASIC STUDY ON POWER STRUCTURES DURING THE YOKUSAN (THE SUPPORTING ASSOCIATION OF THE ADMINISTRATION) REGIME PERIOD : RESEARCHES ON THE PROCESSES OF POLICY DECISIONS AND POWER INTEGRATION IN LOCAL AREAS
責任表示:
有馬 学(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
ARIMA Manabu(九州大学・大学院・比較社会文化研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996-1997
概要(最新報告):
本研究は、日中戦争〜太平洋戦争期における日本の政治精造を明らかにするために、新たなアプローチを可能とする基礎的データの収集を行ったものである。この問題を明らかにするためには、第一段階として、さまざまなレベルにおける政治的・社会的意志決定過程をの特徴を、実証的に明らかにする必要がある。このようなアプローチによる分析は実際には容易ではないが、その要因の一つは、研究の基礎となる史料、とりわけ地方における政策の浸透や動員の実態を具体的に明らかにできる史料がきわめて少ないことにある。 本研究は、そうした現状をふまえて、大政翼賛会成立以後の政策決定にかかわる史料と、大政翼賛会地方支部の関する史料を収集し、情報化することを主眼としたものである。この報告書では、最も主要な成果として、大政翼賛会福岡県支部の機関紙と、大政翼賛会福岡県田川支部関係文書の紹介と若干の分析を行うこととする。 大政翼賛会福岡県支部機関紙(『翼賛福岡』、『時報』、『大政翼賛』)は、今回、新たに発見されたものであり、学界未発表のものである。大政翼賛会地方支部はその多くが機関紙を発行していたと思われるが、紹介された例はほとんどない。地方支部関係の一次史料がまとまった文書群として保存されている例は、機関紙の場合よりもさらに稀である。かなりの分量にのぼる大政翼賛会田川支部関係史料は貴重なものである。この史料はこれまで知られていなかったわけではないが、本研究によってはじめて目録が作成され、全体像を明らかにすることができた。これによって、地方支部の具体的な組織構成や、儀式化された行事を通しての動員の実態を知ることができると同時に、大政翼賛会地方支部が実質的には食料供出や貯蓄強制などのシステムとして機能していたことを明らかにできる。 続きを見る
本文を見る