膜蛋白質のトポロジー形成機構と構造予測

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膜蛋白質のトポロジー形成機構と構造予測

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
阪口 雅郎(九州大学・大学院・医学系研究科・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
小胞体での膜タンパク質の立体構造形成に関して以下のことを明らかにした。 1、I-型(Nlumen/Ccytoplasm)シグナルアンカー配列の機能が、疎水性セグメントが長いことと、そのセグメントのアミノ末端に正電荷を持つアミノ酸がないという特性により規定されていることを明らかにした。すなわち、アミノ末端に正電荷を導入すること、および疎水セグメントを短くすることにより、小胞体型チトクロームP450のI-型シグナルアンカー配列が逆の配向を示すシグナル配列に変換されることを実証した。さらに、一連のモデル配列を用いた実験から、シグナル配列の機能は疎水セグメントとそのアミノ末端側の正電荷のバランスで決まることを確認した。 2、小胞体膜での新生ペプチド鎖の膜透過を停止する機能は、主にセグメントの疎水性で規定されていることを明らかにした。また、疎水性セグメントのカルボキシル末端側に高頻度で見られる正電荷をもつアミノ酸残基が、膜透過を抑制し、膜貫通型のトポロジーを形成するために積極的に機能することを実証した。 3、複数の膜貫通セグメントを有するタンパク質のトポロジー形成に関わる“膜透過再開配列"の基本特性を明らかにした。即ち、膜透過停止の後、膜への組み込みを再開してこのようなトポロジーを形成する機能は、疎水性セグメントの長さに依存しており、N-末端のシグナル配列に認められている疎水セグメントのアミノ末端側の正電荷の要求性は認められないことを明らかにした。今後、疎水性セグメント間の相互作用や、疎水セグメントの前後関係のトポロジーへの影響を詳細に解析する。 続きを見る
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