分裂酵母を用いたRev蛋白及びRev蛋白結合因子の解析

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分裂酵母を用いたRev蛋白及びRev蛋白結合因子の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
谷 時雄(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
HIVのRev蛋白は、RRE配列を持つmRNA前駆体のスプライシング反応の抑制と、イントロンを含んだままの前駆体RNAの核外への輸送を促進することが知られている。Rev蛋白は、動物細胞では核小体に局在し、HIVウイルスの生活環において重要な調節因子の役割を担っているが、mRNAの核外輸送機構の面からも極めて興味深い因子である。我々は、遺伝的操作が行いやすく、かつ高等真核生物との類似点の多い分裂酵母を用いて、Rev蛋白の機能及びRev蛋白と結合する細胞内因子の解析を試みている。まず、野生型分裂酵母内で発現させたRev蛋白の核内での分布を調べたところ、発現されたRev蛋白が酵母核の核小体側の核膜付近に多量に局在することを明らかにした。この結果は、Rev蛋白と相互作用する因子が、酵母に於いては、核小体側の核膜付近に存在している可能性を示唆する。さらに、我々が分離している7種類の分裂酵母におけるmRNA核外輸送温度感受性変異株(ptr1〜ptr7)におけるRev蛋白の局在を、許容温度下(26℃)およびmRNAの核外輸送が阻害される制限温度下(36℃)で解析したところ、変異株の一つptr7変異株内ではRev蛋白の核膜付近への局在が消失していることが明らかになった。このことは、Rev蛋白の核内局在がmRNA核外輸送機構と何らかの密接な関連性を持つことを示している。また、酵母Two hybrid systemを用いたRev蛋白結合因子の探索を続行中である。 続きを見る
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