新しいグルタチオン抱合体およびP糖蛋白型排出ポンプの構造と機能

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新しいグルタチオン抱合体およびP糖蛋白型排出ポンプの構造と機能

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
和田 守正(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1996
概要(最新報告):
本研究の目的はATP駆動型トランスポータとチャンネルの構造、機能協関を明らかにするために、トランスポータの機能異常及び、突然変異の宝庫である様々な薬剤耐性株から新しいトランスポータ遺伝子を単離し、解析することにある。この目的に沿って今年度は3つのアプローチにより以下の成果をあげた。 【1】ATP結合カセットのプライマーを用いたPCRベースのアプローチにより、ヒトcMOAT(canalicular multispecific organic anion transporter)遺伝子を単離した。また、細胞内蓄積の下がったシスプラチン耐性株3株で同遺伝子の発現亢進を認め、ヒトcMOATがグルタチオン抱合体排出ポンプ(GS-Xポンプ)である可能性が示唆された。疎水性解析の結果を、MRP,MDR1とともに図1に示す。 【2】Differential display法により、シスプラチン耐性株で発現量が亢進するクローンが8つ単離された。うち2クローンはアクチン結合蛋白質のT-プラスチンと同定され、細胞内蓄積の低下したシスプラチン耐性株3株でいずれも発現亢進が認められ、チャネルとトランスポーターの機能協関におよぼす細胞骨格系の役割という視点から今後進めていきたい。 【3】ヒト染色体7q21.1のMDR遺伝子領域から、エキソントラップ法により新しいトランスポーター遺伝子の単離を試みた結果、ソルシンを含む数個のクローンが得られた。ソルシンは最近、リアノジンリセプターを安定化させるという報告があり、トランスポーター関連遺伝子のゲノム上での有機的編成という視点から興味深い。 続きを見る
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類似資料:

7.
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