ヒトヘルペスウイルス7の初感染および再活性化に関する臨床ウイルス学的研究

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ヒトヘルペスウイルス7の初感染および再活性化に関する臨床ウイルス学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
日高 靖文(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
ヒトにおけるHHV-7感染症の臨床像、体内ウイルス動態を明らかにすることを目的として本年度の研究を行った。前年度に確立したHHV-7のPCRでの検出系を用いて本年度は各種疾患患児からのHHV-7およびHHV-6のウイルスDNAの検出を試みた。結果については小児感染症学会(1995年11月、和歌山)にて発表した。 1.突発性発疹例の検討:臨床的に突発性発疹と診断した症例の末梢血単核球を用いて、HHV-6およびHHV-7のウイルスDNAを検出した。HHV-6あるいはHHV-7のDNAは全例で検出された。2度目の突発性発疹が2例あり、2例ともHHV-7単独陽性であった。突発性発疹にはHHV-6のほかにHHV-7が原因と考えられる症例がDNA検出においても確認された。 2.新たなHHV-7感染像の追求:HHV-7は小児に初感染をおこすので、この時期の幼小児における発熱、発疹のエピソードや原因不明の肝炎、脳炎、その他の疾患に関してウイルスDNAの検出を行った。3か月未満の発熱児ではHHV-6Aが1例に検出されたのみであり、HHV-6あるいはHHV-7はこの時期の発熱の主原因ではないと思われた。その他の様々な疾患の検討結果より、HHV-6あるいはHHV-7は、初感染の後、長期間PCR陽性を持続することが判明し、PCRのみによる疾患の原因診断は大変困難であるという結論を得た。今後、定量的に測定するなどの検討方法の工夫が必要である。 ウイルス関連性血球貧食症候群(VAHS)などの血液疾患の検討、抗癌剤化学療法や免疫抑制剤使用時のHHV-7再活性化の検討:これらについては現在、症例の蓄積中である。 続きを見る
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