気道におけるInterleukin-8発現の制御に関する研究

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気道におけるInterleukin-8発現の制御に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
井上 博雅(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
気動炎症の遷延化には、種々の化学伝達物質が関与していると考えられている。しかし、これらの化学伝達物質による白血球遊走因子の産生制御は未だ明らかではない。Interleukin-8(IL-8)は、気道の炎症を調節しているcytokinesのなかでも最も強力な多核白血球の遊走・刺激因子のひとつである。本研究は、特に気道におけるIL-8の遺伝子発現および蛋白産生制御をあきらかにし、気道炎症遷延化の機序の解明を目標とした。すなわち、in vitroの実験系において、培養気道上皮細胞からのIL-8産生に影響を与える化学伝達物質をスクリーニングし、その物質がIL-8のmRNA発現に作用するか否かを検討した。 1.培養ヒト気道上皮細胞を、VIP histamine bradykinine indomethacin一酸化窒素(NO)放出剤などとincubateし、培養液のIL-8濃度を測定した。気道上皮細胞からのIL-8産生は、VIP histamine bradykinine indomethacinの影響を受けなかったが、NO放出剤であるSNAP・SNPにて増加した。 2.気道上皮細胞をcytokine mixture(IL-1β+TNFα+IFNγ)でincubateし、培養液のNO量(NO2^-濃度)とIL-8濃度を測定した。また、cytokine mixture刺激によるIL-8産生に対する、NO合成酵素阻害剤であるL-NAME・L-NMA・aminoguanidienの効果を検討した。さらに、Northern blot hybridizationを用いて、IL-8mRNA発現への影響をみた。cytokine mixtureは、培養液のNO2^-とIL-8濃度を増加させ、上皮細胞のIL-8 mRNA発現を亢進させた。aminoguanidineとL-NMAは、これを抑制した。以上より、NOまたはNO代謝物は、気道上皮細胞からのIL-8産生を増加させ、気道炎症に促進的に働いていると考えられた。 続きを見る
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