標的遺伝子置換を用いたp53遺伝子点突然変異導入マウスの研究

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標的遺伝子置換を用いたp53遺伝子点突然変異導入マウスの研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 健司(九州大学・生体防御医学研究所・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
p53遺伝子は、その変異がヒトの腫瘍から最も頻繁に検出されるがん抑制遺伝子の一つである。多くの種類の腫瘍でp53遺伝子の点変異が見つかることから、単なる遺伝子の欠損だけでなく、特定の点変異が腫瘍の組織特異性を決めている可能性がある。そこで本研究では、p53遺伝子を点突然変異に置き換えたマウスの作成を目標とした。ヒトの腫瘍で最も多く検出されるアミノ酸変異を伴うp53遺伝子の点突然変異は、248番目のアミノ酸がアルギニンからトリプトファンに変異(R248W)したものである。ES細胞に2段目の遺伝子操作を施し、p53遺伝子にR248Wの点突然変異を導入した。第1段階のジーンターゲティングは、選択遺伝子としてNeo遺伝子+Eco-gpt遺伝子を用い、p53遺伝子の第2〜第10エクソンを欠失したES細胞を作成した。つづいて、このp53遺伝子欠損ES細胞を用いて、第2段階目のジーンターゲティングを行い、本研究の目的であるp53遺伝子への点突然変異導入マウスES細胞を作成し、成功した。それぞれのマウス胚盤胞に注入しキメラマウスを得た。さらにキメラマウスを通して、ES細胞由来の変異固体を得た。現在ヘテロマウスを得て、さらにヘテロマウス同士の交配を行っている。本研究にとって最も重要なステップは、ES細胞にp53遺伝子の点突然変異が導入され、しかも、その点突然変異をもつマウスの子孫が得られることである。この目標は、100%達成することができた。今度、得られたマウスにどの様な種類の腫瘍が発生するかを解析し、p53遺伝子における点突然変異と腫瘍発生の組織特異性との関係を追究したい。 続きを見る
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