自己-外界の認知における自己-視野移動の時空間的同調の割合に関する心理学的研究

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自己-外界の認知における自己-視野移動の時空間的同調の割合に関する心理学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
柳田 多門(九州大学・文学部・助手)
柳田 多聞(九州大学・文学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
外界空間の知覚と、外界空間内での自己の定位とは、相補的に獲得されるのかも知れないが、いずれにしてもそれは、生体が外界の空間を動き回り探索することを通じて実現すると考えられる。さらに具体的に言えば、それは自己の移動とそれに伴う視野の移動との対応関係の分析によって得られるものであり、自己移動の感覚と視野移動の感覚の同調性が重要な役割を果たしていると考えられる。このことを実験的に詳しく検討するために、まず、自己移動と画像の移動が一致しない、ディスプレイ・モニタ観察事態における空間認知、特に自己をとりまく環境世界の認知の形成について検討した。 別室に置かれた2台のカメラが捉える空間の映像を、2台のディスプレイ・モニタを通じて被験者に観察してもらい、空間内の対象の配置を答える課題を与えた。その際、カメラは観察者が操作した。すなわちこの事態は、モニタ画像の移動を操作するのは被験者であるけれども、それは被験者自身の移動ではなく、手元のマニピュレータによるものであった。つまり、通常の空間観察時のような自己移動と視野移動の直接的な同調が得られない事態であった。 この事態においては、被験者の空間把握は主に2種類のストラテジによってなされた。ディスプレイ・モニタの配置に依存する空間的ストラテジとカメラ移動のスピードに依存する時間的ストラテジであった。どちらも、感覚知覚的把握というよりは、手がかりから推測する認知的性質を帯びたものであった。また、得られた空間イメージも自分で首をひねって辺りを見回すことによって得られるものとは質的に異なっていた。 今後、カメラ移動の速度や自由度の変更、カメラ操作の方法(自己運動との関連性)を変更し、自己移動と視野移動の同調性の影響をより深く検討したい。 続きを見る
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類似資料:

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