卵減数分裂におけるDNA複製抑制の機構解析

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卵減数分裂におけるDNA複製抑制の機構解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
古野 伸明(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
減数分裂は2回の連続した分裂よりなり、その間にDNA複製がない。このDNA複製の抑制に、Mosは未だ同定されていないタンパク質(Xタンパク質と呼ぶ)と協調的に働いて関与している。本研究では、Mosと相互作用するタンパク質の検索を目的として研究を行い、以下の結果を得た。 1) Two hybrid systemを用いた結果:Mosはセリン・スレオニン キナーゼであり、このキナーゼ活性を消失したMosは生物活性をも失う。このことから、キナーゼ活性を持ったMosを"餌(ベント)"として用いた。また、このsystemで相互作用が検出されても、in vivoで相互作用をしていない可能性があると指摘されているので、キナーゼ活性を持たないMosを用いて同様に実験し、キナーゼ活性を持ったMosのみで単離されるクローンを調べることでこの問題を回避した。Independantクローン約300万のツメガエル卵母細胞のcDNA libraryをそれぞれ約300万個スクリーニングして、キナーゼ活性を持ったMosをベイトしたときには81クローンを、キナーゼ活性を持たないMosをベイトしたときには16クローンを単離した。この結果は、MosとXタンパク質との相互作用は、Mosをキナーゼ活性に依存することを示唆し、キナーゼ活性を持つ方で単離されたクローンがMosとin vivoでも相互作用している可能性が高い。現在、順次単離されたクローンをシークエンスしているところであるが、その中にはMosの基質であるというMeK1が含まれていた。今まで解析したその他のクローンは、既知の遺伝子と有意にホモロジーのあるものはないが、DNAポリメラーゼや、一部のG1/Sサイクリンと短い領域では低いながらもホモロジーを持つものが存在した。これが意味のあることかどうかは今のところ不明である。現在、まだシークエンスしていないクローンを含めて鋭意解析中である。 2)ツメガエル無細胞系を用いた結果:ツメガエルでは、Mosは卵成熟の開始に必要である。一方、cdk2のアンチセンスオリゴヌクレオチドや優性不能型のmRNAを卵母細胞に注入した結果から、cdk2がMosと同様卵成熟の開始に重要な機能を果たしていることを明らかにした。このことは、cdk2がMosと何らかの関係があることを強く示唆する。現在、無細胞系を用いることによりMosとの関係(相互作用するか、どちらが上流か、等)を検討中である。 続きを見る
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