ヒト脳δ型オピオイド受容体サブタイプのcDNAクローニングとリガンド結合部位解析

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ヒト脳δ型オピオイド受容体サブタイプのcDNAクローニングとリガンド結合部位解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
下東 康幸(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
オピオイド受容体δ型にはサブタイプがあり、受容体間クロストークによりμ型をアロステリックに制御すると言われている。我々は最近、立体制約アミノ酸、(2R,3S)-E-シクロプロピルフェニルアラニン(∇Phe)を含むエンケファリン誘導体CP-OHがこのδ型サブタイプを識別・認識できる化合物であることを示した。本研究の目的は、このサブタイプをヒト脳cDNAライブラリーからスクリーニングして、一次構造を解析し、特異リガンドCP-OHの結合部位を解析することである。まず、ヒト脳δ、μ、κ型オピオイド受容体の塩基配列の比較からδ型にのみ存在する配列部分をプライマーとして設計、合成し、ヒト脳cDNAライブラリーを鋳型にして、PCRを実施した。その結果、δ型受容体のC端側約50%の大きさに相当するクローンを得た。このクローンはδ型と約60%の相同性を持ち、δ型とは明らかに異なる受容体をコードしていると判断された。この受容体のN端側の解析を試みたが、用いたヒト脳cDNAライブラリーからの解析は困難であった。核酸データバンクを検索したところopioid 'orphan' receptorとして登録されているものに類似していた。このため、この受容体の3'側で特異的なプライマーを設計、合成し、ヒト脳のmRNAより逆転写PCRを実施したところ、受容体のN端側を含む447塩基のクローンを得ることができた。これにより、全長約3.0kbの塩基配列を決定した。ところが、このものはごく最近になって報告された疼痛伝達受容体OLR1と同一のものであることが判明した。現在、この受容体がCP-OHの特異的な受容体かを検討すべく、受容体結合試験等を準備している。 続きを見る
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