固着性群体動物群集動態の数理的解析

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固着性群体動物群集動態の数理的解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Numerical analysis on the dynamics of communities for sessile colonial animals
責任表示:
田中 雅生(佐賀大学・文化教育学部・教授)
TANAKA Masao(佐賀大学・文化教育学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
平面的に成長(空間を拡大)するコケムシ類をモデルにして、空間競争による群集構成への影響を定量的に評価することを試みた。モデルの概要を述べると、最初は空白の基質に毎日、複数種の幼生の空間的にはランダムな一定量の加入があり、各幼生はその種固有の成長速度で空間上を成長しその空間を占拠してゆく。空間競争は覆い被さりによるとするが、覆い被さりは両種の接触面での厚さの比と両種の覆い被さり易さ(競争係数、または覆い被さり限界値)によって決定される。覆い被さられた種の覆い被らされた部分は死滅するとした。全空間が占拠されたらシュミレーションを終了する。以下のような結果が得られた。 比較的単純なモデルであるが、個体群特性値と競争係数は同一としても、各シュミレーション結果間にはかなりのバラツキがあり、結果が逆転する場合もあった。このことは、実験の場合多数の反復が必要であることを意味し、結果の平均値のみでなくバラツキの評価の必要性も要求している。 stand-offからなる系と互角競争系では平均的には同じ結果となるが、バラツキは後者の方が大きかった。覆い被さり限界値が1を境として、結果が飛躍的に変化するという、カタストロフィックな興味ある現象もみられた。 競争に弱い種であっても、その種より強い種を強く押される種が存在すれば弱い種でも存在可能であるとする間接効果を、ここでの競争系でも確かめることができた。 競争する種数が3、4、10と増大するにつれて、同じような競争系であっても、結果の明瞭性がなくなる傾向がみられた。 続きを見る
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