剪断応力場に於ける蛋白質の自己組織化と液-液相分離:粘弾性位相差顕微鏡による研究

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剪断応力場に於ける蛋白質の自己組織化と液-液相分離:粘弾性位相差顕微鏡による研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Self-Assembly of Protein and Liquid-Liquid Phase Separation under Shear Stress : Investigations by Phase Contrast Rheoscope
責任表示:
甲斐原 梢(九州大学・理学部・助手)
KAIBARA Kozue(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
1.弾性線維蛋白質-水系の液-液2相分離:臨界特性の検討 弾性線維蛋白質エラスチンの特徴である温度依存性コアセルベーションは、下部臨界共溶温度型液-液2相分離現象として捉えられる。ウシ項靭帯由来α-エラスチン-水系について、臨界点近傍、即ち、濃度0.11mg/ml、温度21.5°C付近と臨界点から充分に離れた領域での分子集合特性を比較検討した。研究手段として従来より用いてきた動的光散乱法に加え、回転粘度計による粘度測定、更に、位相差顕微鏡によるコアセルベート液滴の直接観察を行った。他の測定法では対応出来ない相分離が進行した段階でも有効な位相差顕微鏡観察法の導入は、相分離初期過程に対して有効な光散乱測定結果と対応させる事で、相分離前駆過程から分離層形成過程に至る広範な相挙動に対し有用な知見を得る事が可能となった。 2.粘弾性位相差顕微鏡の製作 細胞外間隙の微小空間で進行するエラスチン前駆体の自己組織化過程についての知見を得るには、細胞外環境の再現、特に剪断応力に関する因子を考慮した研究法を適用する事が重要である。この様な観点から、倒立型位相差顕微鏡(オリンパスIMT-2型)とコーン・プレート型回転デジタル粘度計(トキメックDVM-EII型)に改造を施し、粘弾性位相差顕微鏡を製作した。レンズ光軸上に透明コーンを装着した回転粘度計が位置する基本構成のため、光源部を側方へ移動させる事が必要であった。光源部が固定された柱状部を顕微鏡本体より取り外し、ステージ上に横置とする固定台を製作した。光源よりの水平光は、反射鏡をマイクロマニピュレータで操作する事により下方へ曲げられ試料を照明する。粘度計では、固定台製作、横置となった光源部を避けるためのコーン固定シャフトの延長、アクリル製の角度0.8度の透明コーン製作が要点となった。温度制御部はペルチェ制御式に改めた。今後、各部に改良を加えつつ研究を継続する。 続きを見る
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