運動後の過剰酸素摂取(EPOC)における脂質代謝亢進とβレセプターブロックの影響

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運動後の過剰酸素摂取(EPOC)における脂質代謝亢進とβレセプターブロックの影響

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
斉藤 篤司(九州大学・健康科学センター・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
運動後、酸素摂取量が数時間に亘って亢進する運動後の過剰酸素摂取(EPOC;excess post-exercise oxygen consumption)のメカニズムの1つとして考えられている運動後の交感神経系の亢進の持続とこれによりもたらさせるとされるTriglycerde-fatty acid cycleの影響を検証することを目的とし、脂肪細胞のβ_<1,2>レセプターをブロックするβブロッカー(propranorol,商品名インデラル錠)を運動前2時間、運度終了直後および運動終了後3時間にそれぞれ30mgを経口投与した。被検者は健常男性(30〜34才)5名で、日常不定期ではあるが何らかの運動・スポーツ活動を行っているものである。また、βブロッカーを投与せず運動を行った実験と運動を行わず安静を保持した実験を対照実験として行った。βブロッカーの投与量に関し、国内では健常者への運動実験はもとより安静実験をおこなった先行研究もほとんどなく、国外で行われている先行研究での1回の投与量(90mg)は日本人には多過ぎるとの意見があり、成人本態性高血圧者への投与量30mgを血中の半減期(4時間)との関係から3時間後とに3回投与した。その結果、安静時、運動時ともに心拍数の減少から投薬の効果が認められた。また、運動後両実験ともにEPOCは認めらたが、βブロッカー使用による脂質代謝亢進への影響だけからはEPOC全てを説明するには至っていない。これはβブロッカー使用時、運動終盤の疲労度が大きく、対照実験との運動量が同一に行えなかった(時間は同一)ことも考えられるが、現在、(1)日本人を対象とした際のβブロッカーの投与量、投与時期、投与間隔、(2)質量分析計の使用による呼気ガス分析精度を上げ現在再検討中である。また、propranprolではブロックできない、β_3レセプターの影響も考え、肥満者を対象とした実験の必要性を認め、検討中である。 続きを見る
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