神経回路形成に関与する分子の局在についてのコロイド金免疫電顕による解析

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神経回路形成に関与する分子の局在についてのコロイド金免疫電顕による解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
小坂 俊夫(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
AMPA型グルタミン酸レセプターサブユニットGluR1、2/3、4のマウス海馬における分布を、共焦点レーザー顕微鏡による多重免疫組織化学染色及び凍結置換-低温紫外線重合-コロイド金免疫細胞化学法を用い、海馬を構成する多様なニューロン群との関連で解析を進めた。 共焦点レーザー顕微鏡を用いた包埋前免疫細胞化学法による解析では、海馬本体のAMPA型グルタミン酸レセプターの分布は新皮質ともまた海馬形成の他の領域とも非常に異なっており、免疫細胞化学的には極めて高い染色性を示していた。細胞レベルではGluR1、2/3、4いずれの細胞体及び樹状突起の細胞質と考えられる部分がかなり瀰慢性に染まっていたが、それぞれ非常に異なった分布パターンを示した。特に、GluR4ではいわゆる主ニューロンは陰性-弱陽性であり、強陽性の細胞のかなりがカルシウム結合蛋白parvalbuminあるいはsomatostain含有GABAニューロンであった。GluR1では海馬全領域がかなり強く染色され、ほとんどのニューロンが陽性であった。その中で、一部の細胞は他より強陽性であった。これらもやはり、大部分は非主ニューロンと考えられたが、化学的性質に基づく特定のニューロン群との一定の関連はなかった。GluR2/3陽性細胞はほとんどが主ニューロンであったが、GluR2/3陽性非主ニューロンも同定できた。 コロイド金を用いた包埋後免疫細胞化学は固定液の組成、プロセッシング等の検討を進め、解析に耐える標本ができはじめた。包埋後免疫細胞化学では、コロイド金標識はGluR1、GluR2/3、GluR4すべていわゆる非対称性シナプスに集中し、GluR1、GluR2/3は主ニューロン由来と考えられる樹状突起上のシナプスに主に分布し、GluR4は明らかに非ニューロン由来と考えられる樹状突起上のシナプスに主に分布していた。 続きを見る
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海馬形成の細胞構成解析 by 小坂 俊夫; KOSAKA Toshio
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