Apoptosisの誘導における分子生物学的機序と抗癌剤耐性の克服に関する研究

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Apoptosisの誘導における分子生物学的機序と抗癌剤耐性の克服に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
市吉 裕二(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
アポトーシスは本来、、組織にとって不要となった細胞群の生理的条件下における能動的な細胞死である。しかし、放射線照射や抗癌剤処理等の非生理的な各種ストレスによってもアポトーシスが誘導されることが認められており、癌治療の分野でも注目されている。我々は各種消化器癌細胞株に抗癌剤処理を施し、アポトーシスに陥った細胞のDNA fragmentationを検出した。胃癌細胞株MKN-45を5-FUで72時間処理した後、DNAを抽出し電気泳動すると5-FUの濃度依存性にDNA ladderが観察された。このladderはADMやVP-16の#時間処理でも認められ、いずれも濃度依存性であった。合計12種類の消化器癌細胞株について同様にしてDNA ladderの検出を試みたところ、正常p53を発現している3株のみにアポトーシスがみられ、p53異常のある9株では全くDNA ladderは検出されなかった。すなわち抗癌剤処理によるアポトーシスはp53-dependentに誘導されることが強く示唆された。 次に、MKN-45細胞を5-FUにて処理した際に検出されるDNA fragmentを定量化し、SD活性とともにプロットしたところ、DNA fragment量と殺菌胞効果に相関関係が認められた。もちろんアポトーシスのみで抗癌剤の殺細胞効果を説明できるわけではないが、正常p53遺伝子をトランスフェクトした細胞株で抗癌剤に対する感受性が増強したという報告報告もあり、このp53-dependentなアポトーシスが抗癌剤感受性を規定する一因子となっていることが強く示唆された。 続きを見る
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類似資料:

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