酸化ストレスに着目した有害物質の毒性評価法の開発

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酸化ストレスに着目した有害物質の毒性評価法の開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
内海 秀雄(九州大学・薬学部・教授)
内海 英雄(九州大学・薬学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
酸化ストレスが毒性発現に関与する水環境中有害物質について動物個体および哺乳動物培養細胞を用いてその毒性発現機序を総合的に解析することを目的とし,下記の研究を行った。 1)動物個体での酸化ストレスによる障害モデルとして四塩化炭素による肝障害をマウスで作成した。生体計測用電子スピン共鳴法を用いて四塩化炭素を経口投与したマウスに30分,1時間,3時間後プローブとしてcarbamoyl-PROXYLを尾静脈内投与し,直ちに常磁性消失速度を測定した。その結果,30分後に肝臓を含む腹部で有意なラジカル反応の亢進が認められたが、1時間,3時間後ではその亢進の程度は陽性対照群をほぼ同じになった。一方,肝障害の指標である血清GOTは投与1時間後から上昇した。以上から,肝臓でのラジカル反応の亢進は肝細胞膜の破壊に先だって起こることが示唆された。 2)クロロフェノール類の毒性発現と酸化ストレスとの関係を明らかにするためにCHL細胞とHela細胞にS9mix存在,非存在下でクロロフェノール類を作用させ培養後,コロニー形成阻害試験並びに小核試験から毒性を評価した。いづれの毒性もS9mix添加により著しく増強したが,抗酸下剤が共存するとその毒性は抑制され,クロロフェノール類の毒性発現に酸化ストレスが関与することが示された。しかし,抗酸下剤の抑制効果はクロロフェノール類の種類に依存し,酸化ストレスの原因になる活性酸素・フリーラジカル種が異なる可能性が示唆された。 なお,交付申請書ではマイクロプレート用自動吸光度計の購入を計画していたが、内因性抗酸下物質の定量が必要となったために,急遽,液体クロマトグラフィー用高感度検出器を購入した。 続きを見る
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