新型CYP2B subfamily P450の機能と誘導剤構造-誘導活性相関

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新型CYP2B subfamily P450の機能と誘導剤構造-誘導活性相関

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Function of a new form of CYP2B and the inducer structure-inducing activity relationship
責任表示:
山田 英之(九州大学・薬学部・助教授)
YAMADA Hideyuki(九州大学・薬学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
本研究は、CYP2B1/2およびそれらの先祖型であるCYP2B3の各種高毒性植物成分による誘導性を指標に、CYP2BP450の存在理由を"動物-植物闘争説"から説明すべく検討したものである。本研究で得られた知見を要約して記す。 1)BR処理したハムスター、マウスおよびモルモットでは、CYP2B subfamily P450の誘導は認められなかった。従って、BR処理によるCYP2B3の誘導はラットに特異的であることが示唆された。 2)ハムスターでは、BR処理によりCYP3A subfamilyの増加が認められ、これはPB処理によっては観察されず、2つの誘導剤で違いがあることが明らかになった。一方、モルモットでは、BR処理によりCYP2C subfamilyの誘導が示唆された。 3)高毒性植物成分12種による誘導を調べた結果、cocaineに弱いCYP2B1/2誘導能が認められるのみであった。一方、ST/BRと部分的に類似する構造を持つ化合物は弱いながらCYP2B3の誘導が認められた。 4)以上の結果より、STおよびBRによる非PB型の誘導はラットに特異的であり、またこの誘導の惹起はこれら2種の化合物の構造に起因することが強く示唆された。 本研究の結果、CYP2B subfamilyの誘導は極く限られた植物毒によってのみ引き起こされ、また使用する動物によって大きく結果が異なることが示された。従って、CYP2B subfamilyの存在理由や誘導性を、動物-植物闘争の観点のみから説明することには無理があると考えられた。しかし、CYP2B以外のsubfamilyにも目を向けると、ラット以外の動物やST/BR以外の植物毒によってその発現量が増加するものが存在した。この事実は、薬物代謝型P450全般に視野を広げた場合、動物-植物闘争が一定の役割を果たした可能性を示すものと考えられた。 続きを見る
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