ポリメチルメタクリレート添加による水酸化カルシウムセメントの物性の改善

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ポリメチルメタクリレート添加による水酸化カルシウムセメントの物性の改善

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
松家 洋子(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
現在覆髄剤として使用されている水酸化カルシウムセメントは、口腔液中における耐久性と機械的性質が劣るため、仮封剤としての併用は不可能である。近年、メーカー側で種々の改良が進められているが、多量のカルシウムイオンと水酸イオンを放出することを前提としているためか、いぜんとして、機械的性質は十分でなく、水中で容易に崩壊し、口腔液に直接接触するような状況下での使用は禁忌とされている。これは、いったん辺縁漏洩が生じた場合、覆髄剤あるいはベース剤としても口腔液に対する耐久性が要求される実際の臨床では、無視できない問題である。 一方、水酸化カルシウムセメントが普及する前に歯髄保護の目的で長く使用されてきた酸化亜鉛ユ-ジノールセメントでは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)の添加により、機械的性質が大きく向上し、口腔液中での崩壊性が低く抑えられている。 そこで本研究では、PMMA添加水酸化カルシウムセメントを各種調整し、機械的性質の改善の可能性を検討した結果、水酸化カルシウムセメントはPMMAを添加することにより、PMMA強化型ユ-ジノールセメントと同様のメカニズムで機械的性質が向上することが明らかになった。PMMAを添加することにより、圧縮強さは市販の改良型水酸化カルシウムセメントとほぼ同程度にまで増加し、ダイアメトラル引張強さは同じく市販の改良型水酸化カルシウムセメントの約二倍に増加した。さらに、市販セメントは一ヶ月間水中に浸せきすることにより、圧縮強度が約二分の一に低下したが、PMMAを添加したセメントでは、適当なサリチル酸エステルを選ぶことにより、初期の圧縮強度を一ヶ月間は保持することができた。 続きを見る
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