心拍数確率密度分布図によるヒト胎児脳機能障害のスクリーニングシステムに関する研究

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心拍数確率密度分布図によるヒト胎児脳機能障害のスクリーニングシステムに関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
吉里 俊幸(九大・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
妊娠35-37週の中枢神経系形態異常胎児5例を対象に、確率密度分布図を用いたヒト胎児心拍数変動の定量的な解析から、本法を用いて、病的に逸脱した心拍数変動の特徴を抽出すること、ついでこれらの分布パターンと中枢神経系における障害部位との対比から、心拍数変動を制御する中枢神経系機能のマッピングを試みた。個々の胎児から、胎児心拍数陣痛計を介して得られた90-120分間の心拍数データを、瞬時心拍数値に変換した。瞬時心拍数データを、先行する心拍数絶対値(FHR)を行に、次の一拍への変化分(DFHR)を列に、対応する要素にそれが生起する確率値を有する確率密度分布図を作製した。各々の対象胎児から得られた確率密度分布図と当該妊娠週数における正常胎児の確率密度分布図とを比較した。両者の相違を双方の確率密度分布図の差分として求め、「不一致率」として定量化し、これを指標として用いた。統計学的解析には、スミルノフの棄却検定を用いた。新生期における、脳神経障害の有無、聴性脳幹反応、CTの各々の所見と胎児期の心拍数確率密度分布図との所見との比較を行った。その結果、1)中枢神経系形態異常胎児のなかで、心拍数変動に異常を示す例では、少なくとも延髄から中脳に至る領域の脳幹に機能的な異常を発現する部位が存在すること。2)延髄に器質的病変を有する症例では、病変の局在を診断することが可能であることが明らかとなった。 続きを見る
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