閉塞性黄疸時及び解除後の血清デルタビリルビンの臨床的意義

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閉塞性黄疸時及び解除後の血清デルタビリルビンの臨床的意義

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Clinical significance of serum delta bilirubin during obstructive jandice.
責任表示:
千々岩 一男(九州大学・医学部・講師)
CHIJIIWA Kazuo(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
デルタビリルビンはアルブミンに結合したビリルビン分画で、その半減期は比較的長い。閉塞性黄疸発症及び解除時におけるその推移を観察し、診断・治療上の意義について考察した。雑種成犬を全麻下に開腹し、閉塞性黄疸を作成した。4日後(短期閉塞群)、11日後(長期閉塞群)に外胆汁瘻を置き閉塞性黄疸を解除した。血清ビリルビンの各分画を経時的に高速液体クロマトグラフィーにて測定した。その結果、胆管閉塞2日後には総ビリルビンは速やかに最高値に達したのに対し、デルタビリルビンは緩やかな上昇を示し胆管閉塞期間と正の相関を示した。黄疸解除時のデルタビリルビン濃度は短期閉塞群で28.9±2.4%、長期閉塞群で42.5±2.4%であった。解除後の短期閉塞群における血清総ビリルビン及びデルタビリルビンを除く分画の減衰係数(各-0.17,-0.26)は、長期閉塞群のそれら(各-0.10,-0.13)に比較し有意に(p<0.05)大きかった。デルタビリルビン自体の減衰係数は両群間で差はなかった。以上の結果よりデルタビリルビン濃度及びその割合は黄疸期間を反映するものと考えられた。またデルタビリルビンは尿中に排泄されないと同時に生体に無害であることより、総ビリルビンからデルタビリルビンを引いた分画の減衰率が閉塞性黄疸解除の効果を最も反映するものと結論した。ヒトに関しては目標の20症例を超え、上記の動物実験で得られた結果と同様の傾向が認められた。 続きを見る
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