前頭一側頭型痴呆におけるアポリポ蛋白E遺伝子型について

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前頭一側頭型痴呆におけるアポリポ蛋白E遺伝子型について

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
ApolipoproteinE gene polymorphism in frontotemporal dementia in Japan
責任表示:
尾籠 晃司(九州大学・医学部・助手)
OGOMORI Koji(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1996
概要(最新報告):
我々は九州大学医学部付属病院およびその関連施設で治療中の痴呆患者においてThe Lund and Manchester Groups の診断基準(1994)に基づき、病歴聴取、神経心理学的検査および画像検査により、24例の前頭側頭型痴呆(FTD)を診断し、それらの症例の白血球よりDNAを抽出した。また病理学的検索により6例のFTDを診断し、それらの症例の凍結保存脳よりDNAを抽出した。合計30症例のFTD症例のDNAにおいて、WenhamらやHixsonらが過去に報告している方法に基づいてpolymerase chain reaction (PCR)法による遺伝子増幅後、restriction fragment length polymorphism(RFLP)法による解析を行い、アポリポ蛋白E遺伝子の多型性を調べた。比較のためAlzheimer型痴呆(DAT)35例および対照として一般健常者31例に関して、同様にアポリポ蛋白E遺伝子の多型性を調べた。その結果、FTD30例に関しては、ε4アリルの頻度は7/60(11.7%)であった。DATにおいては23/70(32.8%)、対照群においては2/62(3.2%)であった。FTDにおけるε4アリルの頻度は、対照群よりやや高い傾向があったが、X^2検定によるp値が0.0746と統計学的な有意差を認めなかった。FTDとDATとの比較では、ε4アリルの頻度はDATに高く、p=0.0070と有意差を認めた。以上の結果からFTDの発症にはε4アリルの有無は影響しないことが示唆される。このことより、ε4はこれまでの検索結果からは、前頭側頭型痴呆においてはアルツハイマー型痴呆と異なり、危険因子とならないことが示唆される。 続きを見る
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