タバコ煙により引き起こされる気道炎症・気道過敏性についての研究

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タバコ煙により引き起こされる気道炎症・気道過敏性についての研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
相沢 久道(九州大学・医学部・助教授)
相澤 久道(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995
概要(最新報告):
モルモットを用いて、タバコ曝露により気道炎症と気道過敏性を発症させうるかを検討した。実験を急性と慢性に分け、急性ではどのような化学伝達物質によって気道の炎症が発症するのかを検討し、慢性では、持続する気道炎症・気道過敏性を発症させうるかを検討した。 1.急性実験.タバコ曝露により気道過敏性の亢進とBALF中好中球・好酸球の増加がみられた。また、気道の血管透過性もタバコ曝露により有意に亢進した。タキキニン受容体拮抗薬であるFK-224はタバコによる気道過敏性、BALF中好酸球・好中球増加、気道の血管透過性亢進のいずれをも抑制したので神経因性炎症が気道過敏性の発現に重要な役割を演じていると考えられた。さらに、タバコ曝露によりBALF中のトロンボキサン(TX)B2の増加がみられ、FK-224投与により有意に減少したことより、この反応にTXが関与している可能性が考えられた。そこで、TX生合成阻害剤であるOKY-046の効果を検討した。OKY-046はタバコによる気道過敏性を抑制したが、BALF中の好中球・好酸球の増加は抑制せず、血管透過性の亢進も抑制しなかった。以上の結果より、TXは神経因性炎症が生じた後に遊離され気道過敏性を引き起こしているものと考えられた。 2.慢性実験.モルモットにタバコ煙曝露を行うと、曝露終了直後では気道過敏性はコントロール群に比し亢進していた。しかし、曝露終了24時間後のモルモットでは気道過敏性はコントロールと差がなかった。即ち、タバコの急性効果による気道過敏性は24時間は持続しない一過性のものと考えられた。タバコ曝露を1日2回14日間行い、最終のタバコ曝露終了24時間後に気道過敏性を測定すると、コントロール群に比し有意な亢進がみられ、BALFでは好酸球の有意な増加がみられた。持続する気道過敏性には好酸球が何らかの役割を演じていると考えられた。 続きを見る
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