人工衛星の海面高度データによる太平洋の季節変化と年々変化の研究

閲覧数: 26
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

人工衛星の海面高度データによる太平洋の季節変化と年々変化の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
A study of annual and inter-annual variability in the north Pacific ocean by the use of the satellite altimeter data
責任表示:
和方 吉信(九州大学・応用力学研究所・教授)
WAKATA Yoshinobu(九州大学・応用力学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1995-1997
概要(最新報告):
本研究ではTOPEX/POSEIDON衛星の海面高度データを利用し、太平洋に於ける波動の伝播特性について研究を行った。赤道域では東進するケルビン波を、中緯度では西進する傾圧ロスビー波を検出することができた。これらの波動の存在は、波動伝播の規則性から、気象に於ける天気予報のような海洋予報の可能性を示唆するものである。そこで、第一の研究として、海洋大循環モデルを用いナッジング法によるデータ同化を試みた。普通のシミュレーションでは波動の生成は再現できるものの、モデル内の波動が正しい伝播速度を持たないために、時間の経過と共に観測からずれを生ずる。しかし、同化した後では、伝播の段階で常に海面高度により補正を受け、より良い結果を得ることができた。 赤道域では、季節内変動と呼ばれる40〜50日の風の変動による海洋の応答を、高分解能な海洋大循環モデルを用い数値シミュレーションを行った。そして、海洋ケルビン波の3次元構造を明らかにした。従来の理論計算の結果とは異なり、背景場の空間的な構造の変化により、波動の温度構造は赤道を挟み二つのピークが存在し、また速度は上下に2段構造をしていることがわかった。また、海洋ケルビン波の伝播速度は、従来の研究では、海洋を鉛直方向のにモード展開したときの第一モードの固有値として理解されていた。しかし、季節内変動などのように短い時間スケールの応答は、モードとしてではなく海面と温度躍層の間に捕捉された波動として理解できることを提案した。このことを、無限に深い海(下部境界条件に放射境界条件を採用)に於いて、海面から波動を励起すると、強制の移動速度が観測で得られる波動の位相速度に一致すると、共鳴的な応答を示すことから説明を行った。また、下方に漏れるエネルギー量を計算することにより、ケルビン波の減衰時間を導出した。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

7
自由振動ロスビー波の励起機構に関する研究 by 廣岡 俊彦; HIROOKA Toshihiko
3
熱帯域の海洋・大気循環の変動 by 山形 俊男; YAMAGATA TOSHIO
5
対馬海峡における懸濁態有機窒素の季節変化 by 鬼塚, 剛; Onitsuka, Goh; Onitsuka, Go; 渡邉, 敦; Watanabe, Atsushi; 森本, 昭彦; Morimoto, Akihiko; 滝川, …
11
人工衛星 by 鶴, 宏
12
人工衛星「新」時代 by 平井, 正一
3.
熱帯域の海洋・大気循環の変動 by 山形 俊男; YAMAGATA TOSHIO
5.
対馬海峡における懸濁態有機窒素の季節変化 by 鬼塚, 剛; Onitsuka, Goh; Onitsuka, Go; 渡邉, 敦; Watanabe, Atsushi; 森本, 昭彦; Morimoto, Akihiko; 滝川, …
7.
自由振動ロスビー波の励起機構に関する研究 by 廣岡 俊彦; HIROOKA Toshihiko
11.
人工衛星 by 鶴, 宏
12.
人工衛星「新」時代 by 平井, 正一